先日、さとう式リンパケアの「セルフケアマスター」と「インストラクター」という資格を取得しました。
きっかけは、長年悩んでいる「歯の食いしばり」をなんとかしたくて、YouTubeで動画を検索していた時に偶然見つけたのが、「さとう式リンパケア」のチャンネルでした。
この「さとう式リンパケア」のセルフケアは、元歯科医師である佐藤青児氏が患者さんの顎関節症を治すために考えられたケア方法をもとに美容に応用したもの。
「歯医者=歯の食いしばりを治してくれそうなイメージ」という感じで、まずはセルフケアの講座に通いました。
食いしばり改善のために「さとう式リンパケア」でケアし始めたら小顔になった!
さとう式リンパケアの基本は「耳たぶまわし」と呼ばれるもの。
耳につながっている筋肉(咬筋や側頭筋)をゆるめるとアゴがゆるむ。
これを「あ、いま、アゴに力が入っていたな」と感じた時に、こまめに行うと…。
アゴに入っている余計な力が抜けて、痛みは軽減されるし、口の動きも良くなり、フェイスラインもスッキリする。
実は「さとう式リンパケア」では「小顔」が人気。
食いしばりを緩和したくて学んだセルフケアで、まさか「小顔」というオマケがついてくるとは…!!
「小顔」と言えば、実はわたし30代後半から十数年間「小顔美容矯正セラピスト」をやっていまして…(頸椎ヘルニアで腕が上がらなくなって辞めてしまったのですが…。)
セラピスト時代…、お客様を小顔にはできたのですが、技術の都合上、自分を小顔にするのはなかなかできなかったことを思い出しました。
例えば、お客様に「ベッドに寝てもらって、顔を横に向けてお顔を揺らす」のはできても、これを自分にやるのは無理なんですよね(泣)
なので、自分もキレイになろうと思ったら、やはりお客様同様に誰かの施術を受けないといけなかった。
今回、セルフケアを学んだことで、もう整体もカイロもエステも不要になってしまいました。
一度覚えてしまえば、いつでもどこでも何度でも!自分でできる!無料でできる!場所も必要なし!
しかも、ササっと軽〜く触れるだけ。
一生の宝ができた。
…ということで、「リンパケア受講1日目」に撮影した写真と、今年1月に撮影した近影。
むくみでムクムクしていたお顔だったのですが…今は骨とお顔の皮が近くなった感じです(笑)
大切なのは「セルフコンパッション」
セルフケア講座を終了直後に、運よく佐藤先生直接指導の講座「愛されセラピスト養成講座」が開講され、間髪入れずに半年間参加することができました。
この講座では「セルフケア」以外にも「セラピストとして施術をやる側として」の技術も学ぶのですが…。
佐藤先生が「全女性にやって欲しいのが、セルフケア!」なのだそうです。
わたしは今の身体に対してたくさんの不満を持っていました。
顔を見れば「老化によるシミ、シワ、たるみ」に目が行くし、化粧品選びが難しい肌なこと。
身体を見れば皮膚のたるみや更年期による血圧の変動やめまい、頸椎ヘルニア、花粉症…、悩みばかり。
わたしたち受講生が「首が悪い」「腰が悪い」というたびに佐藤先生は「首や腰は悪くない。悪いのはケアをしていなかったあなたです」と。
「大切にメンテナンスして大切に使ってあげれば、身体は応えてくれるんですよ」と、「セルフコンパッション」という言葉を教えてくださいました。
セルフコンパッションとは他人を大切にするように自分を慈しむこと。今のありようそのままを大切にすること。
さとう式リンパケアで施術をすると小顔になります。ウエストも細くなります。体も整います。
でも、一番大切なのは「セルフケア」で、自分で自分の体を優しく撫でてあげること。
「あちこち痛くてポンコツな自分でも、かわいいかわいいと言って撫でてあげると、可愛くなってくるんですよ」と先生。
受講中、その言葉通りのことが起こったんです!!
鏡を見ていた時に、そばにいたインストラクターさんが「かわいい。かわいい」と頭を撫でて下さったことがあり…。
ふいに、涙があふれてきてしまったことがあります。
その出来事で、自分を慈しむことはすごく大切なことだと感じるようになりました。
思った以上に自分は頑張っていて、思った以上に心も身体も張り詰めていて…。
初めて、自分は生きていくことに対してすごく怖がりなのだということを知った瞬間でもありました。
食いしばりは「頑張りすぎているわたし」が原因だった
この社会はわたしにとって居心地が良い時ばかりではなく、どちらかといえば、不安な時の方が多い。
安心できなくて、身構えながら生活をして、夜眠る時ですら、その防御を取り外せなくなっているほど緊張感でいっぱい。
その緊張感が毎晩、歯を食いしばらせる。
ずっと長い間…半世紀近くこわごわ人生を生きてきたのだから(笑)歯の食いしばりはすぐには治らない。
でも、わたしはケアをすることを知った。
少しずつ少しずつ「よしよし。かわいいかわいい」と頭や顔、身体を撫でてあげる。
安心して過ごせる心と身体になった時、ふと気づけば、身体がゆるんで、食いしばり癖もゆるんでいるかもしれない。