出雲大社参拝は稲佐の浜経由で行くべき理由

「出雲大社にいこう!」と思って出雲大社のホームページを見ていたら、「御砂」の存在を知りました。

この御砂は「お守り」として、または家や土地に撒いて、浄化したり…古くから出雲の神様の御加護を受けられると言われています。

しかも、「家や広い田畑に撒きたい!」という人に対しても寛容で、よく神社に売られているようなお守り袋に入った「ほんのちょっぴり」の御砂ではなく、「自分にとって必要なだけ」いただけるそうなんです。

これは、ぜひ、いただいて帰らねば!

…しかし!

ホームページには「稲佐の浜辺の砂を掻き採って素鵞社をお参りし、稲佐の浜で搔き採ってきたその砂を床縁下に置き供え、そして、従来からある御砂をいただいて帰る」と書かれており…。

まずは稲佐の浜へ行って「砂」を採取してきて…それから出雲大社という順番で行かないと、御砂はいただいてこれないようです。

しかも、出雲神社の「御砂」は大国主大神(大黒様)が祀られている本殿ではなく、御本殿後方の八雲山裾に鎮座している「素鵞社(そがのやしろ)」の床縁下、と。

…う〜む。「素鵞社(そがのやしろ)」って一体、なんなのだろう?

大国主大神の後ろに鎮座する影の実力者とは?

実は、出雲大社最大のパワースポットは、この「素鵞社(そがのやしろ)」とそのバックにそびえる八雲山だと言われています。

元々の出雲大社の御神体は八雲山だったと言われています。

素戔嗚尊がヤマタノオロチを退治した後、助けた「櫛名田比売(クシナダヒメ)」と仲良く暮らした…と言われているのが八雲山で、「八雲立つ出雲八重垣妻籠みに 八重垣造る その八重垣を」と日本最古の歌が詠まれた山です。

そして、その山に接するようにして出雲大社の本殿の裏、素鵞社(そがのやしろ)が建てられています。

その素鵞社(そがのやしろ)には八雲山にゆかりの深い素戔嗚尊が祀られています。

素戔嗚尊といえば、日本の最高神「天照大御神」の弟君で、大国主大神(大黒様)の義理の父。

…つまり、大国主大神(大黒様)の奥様の須勢理毘売命(すせりびめのみこと)は素戔嗚の娘なのです。

大国主大神(大黒様)の奥様の須勢理毘売命(すせりびめのみこと)はお互いに一目惚れだったようですが…。

素戔嗚尊ははじめ大国主大神(大黒様)のことをよく思っておらず、さまざまな嫌がらせをします。

その度に須勢理毘売命(すせりびめのみこと)は大国主大神(大黒様)を助け、数々の危険な無理難題をクリアーし、ようやく素戔嗚に認められ、二人は一緒になりました。

大国主大神(大黒様)自身の実力もさることながら、須勢理毘売命(すせりびめのみこと)とのご縁や素戔嗚尊の承認あっての地位、ポジションなんです。

というわけで、大国主大神(大黒様)をお参りしたあとは、やはり影の実力者…素鵞社(そがのやしろ)におられるビッグな父親にもご挨拶してようやく出雲大社参拝は完結するというものです。

稲佐の浜で砂を採取する

朝、旅館を出て稲佐の浜へ向かうとき、せっかくなら出雲大社の手前の道沿いのファミリーマートの手前を左に折れて、「神迎えの道」を歩いてみようと思いました。

10月に日本全国からこの出雲に神様が集まってくる際、稲佐の浜に上陸し、その後神迎えの道を通り、正門から入られるそう。

その道を逆方向からですが…歩くことにしました。

朝なので、とても静かです。

古くて懐かしいような家がたくさん立ち並び、写真好きなパートナーはあちこちで立ち止まり、激写。

おかげで、早く稲佐の浜につきたいのに…なかなか歩みが進まない…。

それでもようやく海が見え始め…稲佐の浜に到着。

「稲佐の浜」というと夕焼けがとてもきれいなのですが…、朝も清々しくて、人もいなくてとてもいい感じでした。

岩に向かって手を合わせた後、しばし、海風に吹かれ…その後、砂を採取。

砂は交換していただく量より、少し多めを採取するんですって。

岐阜の自宅のお庭と神奈川のお部屋の分と…、あと娘たちにも分けてあげよう。

出雲大社に参拝

稲佐の浜で採取したお砂を持って出雲大社へ。

予想気温36度と、めちゃくちゃ暑い日で…まだ午前中なのにキラキラのお日様に照らされて、出雲大社は真夏の雰囲気。

境内を歩き手を洗い、出雲大社のシンボルでもある「太いしめ縄」を目にする。

このしめ縄を見ると「出雲大社に来た」という実感が湧きます。

「二礼四拍手一礼」で大国主大神(大黒様)にご挨拶をして、裏手に回ります。

本殿西側に遥拝場(遠く離れた所から神仏などをはるかに拝むために設けられた場所)があります。

実は御本殿内の御神座は実は正面ではなく西を向いているので…、先ほどは横から大国主大神にご挨拶したことになり…、正面はこちらになります。

ので、今度は正面からご挨拶。

さらに奥へと進み、「素鵞社(そがのやしろ)」へ。

素鵞社の御砂をいただきご神体「八雲山」に触れる

素戔嗚が祀られた素鵞社。

ご挨拶をして横に回ると…御砂の入った木箱がたくさん置かれていました。

近づいて、稲佐の浜で採取したお砂とこちらの木箱に入った御砂を交換します。

ちゃんと小さなスコップまで用意されているので、手を汚すことなく御砂をいただくことができます。

有り難くジップロックに御砂をいただき、さらに裏手に回ります。

この苔むした緑の岩が出雲大社の御神体とも言われている八雲山の山肌です。

出雲の中でも最も神聖な山とされ、立ち入ることは一切許されていない「禁足地」だそうです。

その神聖な八雲山に触れることができるの唯一の場所が、ここだそうなのです。

両手で触れると…なんとなくジーンとした電気的なものを感じる気がします。

こちらが「出雲大社一のパワースポット」とも言われている場所なので、ぜひ、パワーをもらって帰らねば!です(笑)

今回の旅で出雲大社の境内には2回も訪れ、神気をいっぱい浴びながら、ゆったりとした時間が過ごせました。

「ああ。もう数泊して、何度もこの境内を散歩したい!」と思ったくらい、本当に清々しい気持ちの良い神社でした。