岐阜の不動産屋さんにネットで気に入った物件の資料と、ついでにその周辺(と言ってもかなり広域)の「建築条件無し土地」の資料も併せて送っていただきました。
いよいよ本格的に土地探し開始です。
資料を検討して、実際に見学する物件を決める
たくさんの資料を一件、一件、パートナーとふたりでネットで検索し、Googleマップで周辺の様子を見てみる。
ストリートビューがついているので、本当に便利。
家に居ながら、見たい土地の様子を見ることが可能だし、数年遡った様子まで見ることができたりもする。
送っていただいた資料のすべての物件を見終え、「やはり、最初にネットで気に入った物件がすごくいい!」と感じました。
ストリートビューで角度を変えながら周辺を見てみる。
山に近いけれど、土砂崩れはなさそうな距離。
長良川から少し距離があり、ハザードマップで浸水の可能性もあまりないことを確認。
すぐ近くに学校があり、病院やスーパーがあり、新しい住宅が立ち並ぶ地域で、「古い慣習」はなさそう。
長良川を境に水道は、市街地側は長良川の水を使い、気に入った物件のある山側は井戸水になる。(これは父からの情報)
基本、どちらの水も浄水器を必要としない。
水道の蛇口からそのまま、水が飲める。
長女の旦那さんも岐阜の数日の滞在でアトピーが一瞬キレイになったほど、良い水。
「昔よりも川も汚れた」と、よく亡くなった祖母が言っていたが、それでも、山が多くて自然が豊かなのと、「水がいい!」というのが岐阜の良さだと思う。
希望する土地からは実家がある場所も、妹が住む場所からも近い。
そして、なんといっても岐阜市のシンボルである金華山と岐阜城が大きく見える。

「金華山と岐阜城が見える場所は、君にとって一番いいかな」とパートナー。
本当にそうだ。
わたしは小さい頃から、金華山と岐阜城を眺めながら毎日暮らしてきた。
15年前に離婚をして東京に上京してからは、より強くこの景色に「郷愁」を感じるようになった。
母のお墓は、この山のちょうど裏にある。
そんな物語で彩られ、より一層、金華山と岐阜城はわたしにとってかけがえのないものになっている気がする。
「母からいただいたお金は母の住んでいた場所にお返ししよう」というパートナーの言葉が頭を過る。
すっかりわたしは、「母が呼んでいるとしか思えない」というような心境になった。
事実、他の不動産屋さんのサイトからは目ぼしいものが一件も出てこず、見るべきものは「この土地」しかない不思議。
希望する土地を見るために不動産屋さんと父に電話をかけて、岐阜に行く日時を決める。
人はこういうことがきっかけで、住む土地が自然と決まるのかもしれない。
次回はいよいよ土地を見学に行きます。
■岐阜の土地探し旅つづき