石垣島滞在4日目ともなると、そろそろパンとかスイーツが欲しくなってきた。
ということで、日曜日。
もしかしたら川平湾は観光客でいっぱいだろうか?と、思いながらホテルの送迎バスに乗って、川平湾付近のカフェ巡りをすることに。
石垣島のベーカリー「ピナコラーダ」はセンスがよく美味しい!
ホテルの朝食ビュッフェはサラダだけにしておき、お腹の調子を整え、いざ、カフェ巡りへ出発。
まずカフェ巡りの最初に向かったのは「カビラ カフェ」。
先日おやつを調達に来た仲間商店の前の道を通って、まっすぐ進む。

ふたつめの角くらいに、最初の目的地「カビラ カフェ」があります。
あ、見えてきました!

マンタのイラストの看板が、ユーモラスで可愛らしい外観。
信号を渡り、お店の方に近づいてみると「CLOSED」の看板。

ネットによれば11時オープンだから、あと数分でオープンかな?
駐車場のここからもチラッと見える川平湾が今日もキレイ。
「カビラ・カフェ」は、川平湾を丘の上から眺められるような感じで見ることができるカフェ。
今日も32℃と真夏のような暑さ。
…11時になっても中から人が出てくる気配がない…。
もう少し待ってみよう。
…まったく人影が見えない。
「木曜休みのはずなんだけど。もしかしたら、日曜日もお休みなのかしら?」
「え?稼ぎどきなのに??」とパートナー。
「”稼ぎどき”を考えているのは、もしかして都会の人だけなんじゃないの?
ほら、ハワイ島でもみんなが日曜日に休むから、お休みって人がいっぱいだったし。」
…なんだか嫌な予感がしてきた。
ホテルでもオフシーズンのランチのレストラン営業はなかったくらいだから、ひょっとするとお店は夏だけ!なんて可能性もなきにしもあらずだ。
「島時間ってやつ?」
15分ほど待ってみたけれど、一向に、お店はオープンする気配がない。
「なんくるないさぁ。(なんとかなるさぁ)」とパートナーが言いながら、次のカフェへ向かうことにしました。
次のカフェは「R’s cafe」。

「川平真珠養殖直売店」と同じ建物にあるカフェです。
観光バスがすでに何台か止まり、ツアーの団体さんが、この「川平真珠養殖直売店」に案内されて、続々と入って良きます。
黒真珠が有名なんですよね。
でも、今日のわたしたちの目的はカフェ。

外の看板には9:00〜営業とかいてある。
もうすぐ11:30。余裕で営業時間内じゃない?
「ようやくカフェに入れる!もう、さっき待ちすぎて暑かったよね。」
階段を上がり、いざカフェへ。

…と思ったら、「準備中」の看板がっ!!
「ええ〜?!もうとっくに準備終わっている時間でしょ?11時半だよ?」
島のカフェは本当にやる気があるのかしら??
「島は”なんくるないさぁ営業”なんだね。」とパートナー。(訳すと、お店開けても開けなくても食べていけるからいいさぁ。という意味らしい)
暑くて、頭が痛くなってきた…。
木の陰で涼んでいると、何やらワサワサとバスガイドさんとツアーの団体さんが、わたしの周りに集まってきた!
な、なにごと?!
「この木は皆さん〜。何の木だかご存知ですか?」というバスガイドさんの声。

ああ、わたしが涼んでいる”この木”ね。
「この木はオオハマボウと言って、別名は「ゆうな」と言って、秋篠宮佳子さまのお印です。
葉っぱがハート型をしていますね。」

なるほど。確かにハート型だ。(カフェにも入れず、こんなところでまさか、こんな雑学を仕入れるとは!!)
「では、次に行きましょう。」
ガイドさんを先頭に団体さんが去っていき、なんだか力が抜けた。
「オレらも次、行こう。」とパートナー。元気である。
「君は炎天下で暑くないの〜?もうわたしは頭が痛いよ〜。」とブツブツ言いながらも、次のカフェへ。

「やすらぎ」は12時からだから、まだやっていなくて。
次に行った「ハコカフェ」も12時からで。

こちらもまだあとオープンまで20分ほどある。

「もう、わたしこの炎天下で待てない!!熱射病になっちゃう(泣)。」
わたしの短気が大爆発!
坂を登ると、「ピナコラーダ」というパン屋さんの看板が。

「パン屋さんなら12時営業ってことないよね。パン屋さん、早起きだもんね。」
望みを託しながら、急に早足で道を横に曲がる。

「おお!なんだか営業していそうな雰囲気じゃない?(嬉)」
嬉々として足早に近づくと…。

「OPENだって!もう路頭に迷って焼け死ぬかと思ったよ(涙)。」
なんだか救われた気分だ。

お店の中に入ると、焼きたてのパンが天板の上に置いてあるのが目に入りました。
もうすでに何人かの人が居て、売り切れのパンもある模様。

涼しいお店に入ったら、ホッと安心して、なんだかお腹が空いてきた。
冷たい飲み物を頼み、外にあるイートインのスペースで、パンをいただくことにしました。

影のあるテーブルを選んで腰をかける。

このラタトゥイユ的なパンは、プレッツェルみたいでハードで、今まで食べたことのない食感。
キッシュはパイの部分がサックサクで歯触りがすごくいい。
両方とも、これをたとえば東京の新宿にある「ゴントラン シェリエ」や「沢村」のパンと一緒に並んでいても、全く問題ないくらい、めちゃくちゃ美味しい。
見かけも都会的なパンだが、味もかなり洗練されている。
「はぁ〜。これに出会って、これを食べるために、今日はカフェが休みだったのね〜。」
とでも言いたくなるくらい美味しすぎる。
夜のご飯用に、ネギとポテトのパン。

バナナのクリームパン。

ふたつに割ると、中からクリームが…。

これも、本当に上品なお味で、カスタードが美味しい。
そして、きな粉パン。

これも周りについたグラニュー糖&きなこが、いい具合で。
石垣島のパン屋さんって、想像以上にクオリティーが高くて、素晴らしい。
こちらのピナコラーダさんは9:00OPENで、パンが売り切れ次第終了だそう。
わたしたちがイートインしている最中にも、何人ものお客さんが紙袋いっぱいにパンを買っていく姿に遭遇したので、本当に”飛ぶよう”に売れている!
大人気のお店のようです。
冷たいチャイと美味しいパンのおかげで、頭がクラクラしていたのが、シャッキリとなった。
ピナコラーダさんにさよならをしてカフェ巡り再開!
12時過ぎたし。もう一度、さっきの「ハコカフェ」にでも行ってみようかな。
■石垣島旅行の続き