木曽路。雨の馬籠宿でいにしえの中山道に思いを馳せる

梅雨のさなか。

木曽路、中山道の宿場町、馬籠宿(まごめじゅく)に訪れました。

馬籠宿は、江戸の日本橋から京都の三条大橋に続く中山道六十九次の中山道43番目、木曽11宿の一番南の宿場町。

駐車場は宿場のぼり入り口付近と宿場くだり口付近にそれぞれ無料の駐車場がありました。

わたし達は馬籠宿上駐車場に車を止めて、宿場町を下りながら散策することにしました。

雨のしっとりとした感じがこの古い馬籠宿にマッチして、「懐かしさ」さえ覚える。

ところが!

急に激しく雨が降ってきてしまったので…急遽、馬籠宿下り入り口に入ったばかりではありますが、お蕎麦屋さんに避難。

中井筒屋さんというお蕎麦屋さんです。

わたしたちがお店に入ると、つられて同じように数人お店に入ってきたのが、ちょっと面白かった。

お蕎麦屋さんでは、麺が細めのトロロと卵のお蕎麦を美味しくいただきました。

開けっ放しの木造りのお店の入り口から流れてくる雨の音と、土の香りを嗅ぎながら、ゆっくりとした時間を楽しんだ後、ようやく馬籠宿散策へと出かけました。

途中、キレイなお水が流れている場所があり、手を洗ってみたり。

梅雨に濡れた紫陽花の色鮮やかさと可愛い子猫に遭遇し、写真を撮ってみたり。

梅雨の真っ只中で、さらに今年(2021年6月)はコロナで自粛明け…ということもあり、観光客が少なくて、宿場町が本当に静か。

ふと「中山道を通って江戸や京都へ歩いていくって、どんな感じなのだろう?」といにしえに、この道を通ったであろう人々に想いを馳せてみました。

こんな山深い場所は夜、通るのもきっと恐ろしい。

足が疲れる体が疲れるだけじゃなくって、追い剥ぎや熊やイノシシや…道中にたくさんの危険が待ち構えている。

命をかけて、いくつもの峠を乗り越え、獣道で時には迷ったり、戻ったりしながら旅の歩を進めたのだろう。

そんな旅人にとって、この馬籠宿の灯りは、ホッと安堵するものだったに違いない。

途中、島崎藤村記念館があった。

「あれ?島崎藤村って長野生まれじゃなかったっけ?」とパートナー。

調べてみると、この馬籠宿は、以前は長野県木曽郡山口村に属していましたが、2005年(平成17年)2月の山口村の越県合併で現在は岐阜県中津川市になったそうです。

そうか。この中津川は岐阜と長野の県境にあるんだ。

馬籠宿を下りながら散策し、馬籠宿のぼり入り口に到着。

一年半続いたコロナでお土産屋さんもほとんどシャッターを閉めている。

この馬籠宿は、以前、学校の遠足で観光バスで訪れたことがある。

でも、今は…梅雨時期の平日だからなのか、すれ違う人も数えられるほど。

せっかくなので、たった一軒開いていたお土産屋さんで、腹痛に効く「百草丸」を買いました。

まるで異次元にトリップしたような時間を過ごしましたが、たくさんの観光客で賑わう馬籠宿も見てみたいな。