その日、セドナのガイドさんとランチに中華料理屋に入りました。

「セドナ」といえば「赤い岩山」
なので「セドナで観光」と言えば、そのほとんどが「赤い岩山を登る」のです。
ただ、その「赤い岩山」それぞれがもつエネルギーが「女性性のエネルギー」か「男性性のエネルギー」か…、とか、少しづつ、そのエネルギーの違いを感じて登るのが「つう」なのだそう。
だけど、わたしはあまりその違いを感じられず…。
結構、3日も登れば、正直、飽きてきた感じもする(汗)
…と言うことで、ランチを終えたあとは「カセドラルロック」と言う岩山に登ることに…。
ランチのお会計をすると、お店の人がフォーチュンクッキーを持ってきてくれたので、一ついただきました。
すると、中にはこんな紙が…。

英語がわからないので、ガイドさんに渡すと「勇気は実行する能力。死ぬほど怖い時にも正しくそれは発揮される」…と言うような意味らしい。
「え、やだ〜。それって、これから高いところ登るから、勇気を出して、死ぬ気で頑張れってこと?」と高所恐怖症のわたしは、その言葉に緊張した。
「恐怖って、自分で作っているだけなんだよ」とガイドさん。
「そうは言ってもねぇ」とわたし。
…まぁ、それなりに頑張ってみるか…と登り始めた。
カセドラルロックはセドナの「四大ボルテックス」の一つとして有名な場所です。
通常、ボルテックスは「女性性」か「男性性」のどちらかのエネルギーだけを持っているようなのですが、こちらのカセドラルロックだけは「女性性」と「男性性」のエネルギーの両方を持っており、「統合の場所」とも言われています。
どんどん登って、上に上がっていくと、カセドラルロックの頂上の、ちょうど神殿のようにそびえ立った岩の上。

そこにかかった雲が太陽で虹色に光っていて、とても荘厳な感じに思えた。
セドナはこんなふうに、「神殿」のように赤い岩山がたくさんそびえ立っている。
それがとても神々しく感じる。
世界の中でも「特別」を感じる場所の一つだと思う。
でも、その「神殿」に近づくためには毎回、険しい、足場のあまりない岩山を登らなくてはいけないのは、高所恐怖症にとっては、とても苦痛だったりする。
途中、何度も恐怖のために足が動かなくなりました。
その度に、ガイドさんに手を引いてもらい、一段一段、登って行きました。
…結局、怖くて、最後まで登りきれませんでしたが…、それでも、よく頑張ったと思う。
そして、この景色が見れたのも、助けてくださったガイドさんのおかげ。

しばし、ここで休憩をし、風を感じた。
そのあと、下山し始めようと、岩山を降り始めると…。

なんと!白いドレスを着た花嫁!
結婚式に遭遇!
これぞ、まさに「男性性と女性性のエネルギーの統合」
なんというシンクロ!
あたりは祝福ムードいっぱいで、思わず、うれしくなりました。