特典航空券の知る人は知るある裏技を使い、ちょっとお得にバリ島からタイを巡る旅を組み立ててみました。
マイルを使い、特典航空券で「バリ島だけ行く予定」がちょっとしたコツで「シンガポール」と「タイ」にも宿泊できることになるのです!
ちょっとバリだけの旅行がなんと!アジア3カ国めぐりになりました。
羽田→シンガポール→バリ島→タイ→羽田に戻る、全日程21日間の旅の始まりです。
提携航空会社のトランジットとストップオーバーを活用して、お得にアジア3カ国めぐり

正直に言うと、最初から「アジア3カ国めぐり」を狙っていたわけではないんです。
わたしはANAのマイルを貯めていて、そのマイルを活用して「バリ島に行きたい!」と思いました。
しかし、ANAには直行で行ける路線が存在しません。
直行どころか、バリ島の空港にはANAの路線自体存在しないのです。
必ずどこかの都市を経由して、バリ島に行かなければなりません。
ANAのマイルで特典航空券を使ってバリ島に行こうとする場合、ANAの所属する「スターアライアンス」の加盟航空会社のフライトを使うことになります。
これを「提携航空会社特典航空券」と言って、ANAの特典航空券とは若干ルールが変わってきます。
往復15,000マイルよりご利用になれます。
※片道ではご利用になれません。
※シーズンによる必要マイル数の変動はありません。
※幼児・小児が特典航空券をご利用の場合、大人と同じマイル数が必要です。
バリ島の場合、ANA直行便があれば35,000マイル(レギュラーシーズン)で行けるのですが、提携航空会社の特典航空券は38,000マイル必要になります。
もちろん「シーズンによる必要マイル数の変動はありません」とは言っても、提携航空会社特典航空券の席数は限定されているわけですから、ハイシーズンは取りにくくなります。
また、提携航空会社特典航空券のフライトの乗り換えにはルールがあります。
出発地からの必要マイル数がより高いゾーンの都市を乗り換え地点にすることはできません。
また、乗り換え地点から目的地までの必要マイル数が出発地から目的地の必要マイル数を上回るような乗り換えはできません。
バリ島は「アジア2(ゾーン4)」で、アジア、韓国、ロシアの一部ならば乗り換えが可能です。
トランジット(乗り継ぎ時間)は通常は24時間以内。
しかし、提携航空会社の特典航空券でチケットを取る場合、「行き」もしくは「帰り」のフライトのどちらかで1回のみ経由地で「ストップオーバー」と言って、「24時間以上の滞在ができる!」と言う素敵なルールがあるんです。
24時間以上、2日でも3日でも1週間でも1ヶ月でも、滞在オッケー。(1年以内に使用のこと)
この裏技的なルールを使って、「バリ島」を目的地にして、「タイ」でストップオーバーすることに決めました。
特典航空券閑散期ならば2ヶ月前でも取得可能

提携航空会社特典航空券を手配したのは旅行の2ヶ月前。
手持ちのマイル数で予約できるのはエコノミーのみ。
実際にANAのサイトで日にちを変えながら提携航空会社特典航空券の空席を見つけていくのですが…。
旅程の復路ご搭乗日の355日前(ご出発日含まず)の午前9:00(日本時間)から、出発の96時間前までお申し込みになれます。
※航空会社によって予約受付開始日が異なる場合があります。また、全旅程申し込み開始後、ご予約を承ります。
※往復同時予約及び発券が条件になります。
人気のある「夏休み」とかは、空席がなくてかなり取りづらいらしく、355日前に予約するかたもいるそうです。
旅行2ヶ月前なので…、「大体このあたりに行こう」と大雑把に出発時期を決めて、ANAのサイトでエコノミークラスの空席検索開始!
カチャカチャッと検索しては…出発日を後ろにずらしたり、前にずらしたり…。
経由地をタイのバンコクにしていたのですが…、「空席がビジネスクラス」とか…。
エコノミーに空きが無くて、出発の日にちをずらしても見つからず…。
その後もカチャカチャ検索の末、行きの経由地をシンガポールに変更。
すると…、経由地となるシンガポールで「違う航空会社に乗り換え」になるのだけれど、空席があり、なんとかチケットを取れそうだったので、ホッとしました。
ようやく最初の一歩が踏み出せました。(30分もかかってやっとだよ)
さらに、シンガポールからバリ島につなぎ、そしてタイのバンコクにつなぎ…。
何度もカチャカチャカチャカチャと地味〜に検索しては玉砕し、日にちを変えて…を繰り返し。
こういう時「無職(主婦)でよかった!」としみじみ。
何日旅に出ていても、問題なし。
ちょっとパートナーの「ご飯の用意」ができないくらい。
そもそも日頃から料理苦手でスーパーの「惣菜」に頼っているから、特別「いないから」と言って何も変わらない(笑)
その後もカチャカチャして、なんとか無事に旅程が出来上がって、発券しました!(もう、ぐったり)
シンガポール24時間の乗り継ぎ時間になにをする?

結果、発券してみたら、シンガポールでも22時間30分の乗り継ぎ時間が発生してしまい…。(24時間以内の乗り継ぎは「ストップオーバー」ではないのでO.K)
「こんな長〜い待ち時間、どうしよう?」と、一瞬うろたえましたが…。
「じゃ、マー様(マーライオン)でも見に行くか」と(笑)
18時にシンガポールに到着しマー様のそばまで行くなら、そのままマー様の近くのホテルで寝よう、とシンガポールで一泊することに決めました。
そうしたら、ライトアップされたマー様と素顔の(お昼の自然光の)マー様の両方が見られる。
シンガポールの海沿いの夜景も楽しめるホテルがいいかな、なんて欲も出たりして。
さらに!
狙ったわけではないのですが、特典航空券の空席を探していたら、2月2日に出発し、2月22日に帰国という「2」のぞろ目で揃ってしまった…という旅になりました。
バリ島、タイ、シンガポールのアジア周遊20日間の旅。
「バリ島だけ」のつもりが、特典航空券の空席探しのおかげで、長い長い旅になりました。
さらに、面白いことに次女が市役所で「待ち番号」を引いたら「2222」という2のぞろ目に遭遇して写真を送ってきてくれました。

その次女が、「一人で心細いでしょ?」と言いながら、今回、旅をサポートしてくれるべく同行してくれることになりました。
シンクロニシティが運んできた素敵なプレゼントたちにワクワクです。