バリ・ヒンドゥー教の赤ちゃん生後42日目の儀式

わたしたちの宿泊しているゲストハウスは、バリの一般家庭の敷地内にあります。

なので、日常のお供えや洗濯干しとか、子供の遊ぶ声とか、飼っているワンちゃんとか…。

飾らないバリの一般家庭の生活を垣間見流ことができます。

バリでは一つの家に大家族で住むのが一般的。

こちらのゲストハウスのオーナーさん宅にも、親御さんとオーナーご夫婦、妹さんたちご夫婦と子供さんたちと最近生まれたばかりの赤ちゃん…と、大勢の方が一緒に住んでいらっしゃいます。

今朝、その赤ちゃんの「生後42日目の儀式」だそうで、ゲストハウスの入り口に面したお庭はいつもと違う様相。

朝早くから赤ちゃんを中心にご家族が勢ぞろいで、とても賑やかな声が聞こえます。

…ということで、急遽、ゲストハウス敷地内で行われた、バリ・ヒンドゥ教の赤ちゃん生後42日目の儀式の後の宴会(?)に参加させていただくことになりました。

バリのヒンドゥ教の赤ちゃんの生後の儀式は、生後12日、42日、105日目に行うそうです。

「輪廻転生」を信じているバリの人たちは、「先祖の魂は同じ家系の赤ちゃんの体に宿る」と信じており、105日目の儀式でようやく、先祖の霊の再生が完全に終わり、赤ちゃんが「人間になる」のだそうです。

その”先祖の魂が赤ちゃんの体の中で再生する105日の儀式”の時まで、赤ちゃんの足や手の爪を切ってはダメで、赤ちゃんの手足には袋が被せられていました。

また、足を地面につけることも許されないそうです。

そして、名前も人間になった105日目につけられるのだそう。

こちらは、生後42日の儀式のためにお供え物が置かれた祭壇。

バリでは各家庭に儀式を執り行う祭壇があり、赤ちゃんのパパとママの結婚式もここで行われたのだとか。

結婚式の時は親戚中、隣近所、バンジャール(村の共同体)…と、客様も多くて、お供え物もこの10倍くらいあり、すごく盛大だったのに比べて、

今日は「近しい身内だけのささやかな会」だそうで、お供え物はかなり質素なのだそう。

しかし、「今回はこじんまり」…とはいえ、祭壇の掃除や飾り付けや、お供えの鶏や豚の丸焼きの用意、お料理など、この儀式の準備には何日もかかっている。

こういう儀式の時は、夜中にバンジャール(村の共同体)の人たちが来て手伝いに来て…ということもあるのだとか。

こちらに、儀式のために用意された一対の鶏さんが籠の中に入っています。

こちらは、儀式で使われた「子豚の丸焼き」がすでに皮が剥がされた状態になって、お皿の上に置かれています。

写真を撮っているわたしたちのためにわざわざ、子豚さんの頭を見せてくださいました。

「豚の丸焼き」は、儀式の定番で、必ず用意しなければならないそうです。

バリの日常の食事は「チキン」で、豚は「特別な時」にしか食べられないご馳走なので、みんなが食べるのを楽しみにしているのだそうです。

茶色になった豚の皮の部分を少し切って、「味見どうぞ」と手渡され、儀式参加者の誰よりも先に、つまみ食いさせていただいた娘…。

「あー、結構噛みにくいけど、美味しい!」との感想。

その後、バイキング形式のご馳走タイム。

娘とパートナーはお皿を持って並んでいます。

こちらが一番のご馳走の、子豚の皮と身を和えたもの。

辛い味付けなのだそうです。

…肉料理が苦手なわたしは、パス。

代わりにお菓子を勧めていただいて、ココナッツのお菓子を食べながら、お祝いのビンタンビールを飲みました。

屋外の風がそよぐ庭で、みんなで和やかに食事会。

たまたまゲストハウスに宿泊していて、参加させていただけて、ラッキーでした。

いつもは、ゲストハウスのお世話をしてくださるオーナーさんご夫婦としか顔を合わせたことはなかったのだけれど、この儀式に参加させていただいて、こちらに住んでいるご家族全員のお顔が見られました。

「お祝い」って、どこの国でも、喜びに包まれていて、いいですね。

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