名古屋からバリ島へのフライトは直行便がないため、シンガポール経由で向かいます。
今回のバリ島旅で使うのは、サービス、機内食、接客、どれをとっても素晴らしいと評判のシンガポール航空。
うちの娘も新婚旅行でモルディブに行った時に、シンガポール航空を利用して以来、「また絶対乗りたい!」というほどのお気に入り。
そんなワケで、いやが応にも期待が高まります。
名古屋〜シンガポールの機内食
シンガポール航空に初めて乗って驚いたのが「おしぼり」のサービスがめちゃくちゃ早い事!
全員が機内へ乗り込み、まだトイレに行ったり、荷物を棚に上げたり、ウロウロとしている最中から、すでに「おしぼり」を配り始めているのです。
だから、着席とともに手を拭くことができて、爽やかな気分になれました。
その後、ドリンクとともにスナックがサーブされるのですが…。
「一人一袋」だなんてケチケチせず、ドンといきなりふた袋づつ配布。
太っ腹だ。

いただいたドリンク&スナックとメニューブック。
エコノミークラスなのに、これまた写真が美しく立派なメニューブックで、こういう細かいところがクオリティ高いと、さらに機内食への期待が高まります。
…というわけで、用意された機内食がこちら。

左上から、前菜盛り合わせ、冷たい麺、メインは三元豚のカツカレー。
ヴィジュアルも良く、色々な味覚が味わえる料理にテンションが上がる。
メニューは二種類のインターナショナルセレクション(グリルチキン)と和食(カツカレー)から選べました。
こういう機内食って、もちろん飛行機の中で調理されているわけではないので、概ね「加工食品っぽい味」になりがちなのですが、シンガポール航空はちょっと違う。
食べていると…、一瞬、機内ではなく「お店で食べているのか?」と錯覚を起こしてしまうような感覚になるんです。
今まで、飛行機に乗ると”レトルト感満載の機内食”が当たり前だと思っていたので、このシンガポール航空機内食の”たった今作って運ばれたかのような味の機内食”がとても新鮮に感じました。
もちろん当然、飛行機の上なので持ち運びしやすく、温めやすい、形が崩れにくい、食べやすい…などの配慮が必要なので”レトルト”なのは止む終えない。
でも、あまりにもレトルト感満載の味だと、正直、あまり美味しくはないし、「食事を食べている感じ」ではなく、「とりあえずお腹を満たせればいい感じ」になってしまう。
すると、ついつい自分たちもその食事を軽視してしまう傾向が出てくるし、逆に、自分たちもどこか「十把一絡げ」的に軽視されている感覚にもなりやすい。
その点、このシンガポール航空の機内食はエコノミーの食事にもこだわりを感じるし、ビールやお酒やドリンクなど、何度も自由にオーダーできるというところからも、ゲストへのおもてなしの心を感じる。
こういうことが「信頼」につながり、「もう一度乗りたい」という気持ちを起こさせるのだと思う。
デザートはハーゲンダッツのアイスクリーム。

ミニで食べやすいサイズもグッド。
食事を終えた後、ゆっくりとアイスクリームを頬張り、「ああ、美味しかった」と気分良くリラックスできた。
シンガポールからバリ島の機内食
シンガポールに到着後、乗り継ぎをしてバリ島へ向かいます。
同じく飛行機はシンガポール航空。
2時間50分のフライトで、離陸後、すぐにサーブされます。
メニューブックはありませんでしたが、「肉か魚か」の二種類のメニューから選べました。
今回は「魚」をチョイス。

サラダにメインのプレートはインゲンと人参とマッシュポテトと白身魚。
パンとデザートにアイスクリームです。
これらも、本当に絶妙な加減の塩味で、とても美味しかった。
食事が終わって、窓の外を見る。
日頃、地上では見ることができない雲の上の空の風景。

時間が経つに従って、暗い夜へと変化していく空。

繰り広げられる空のショーは、どの瞬間も写真に納めたくなります。
そして、眼下がキラキラと宝石のようにきらめくと…。

着陸です。

バリ島到着。
じっとりと湿度の高い、体にはまとわりつくような風。
甘い香の香りが鼻をかすめる。
だらりと下がった大きなペンジョール(日本のお盆にあたる儀式の時期に飾るもので、神々と先祖をお迎えするもの)がお出迎え。

なかなかキレイな空港。
そして、…もしかしたら中部国際空港よりも広いかも?
入国審査を通過し、荷物を受け取り「やれやれ」と思いきや…、なぜかもう一度荷物のセキュリティーチェックを受けます。
受け取った荷物と、自分が飛行機内に持参した荷物の両方をコンベアーに載せる。
こういうのは初めてで、かなり厳重。
無事にそれを通過して、両替所を通過すると、これがまた、今まで見たこともないような、ものすごい人数の”お迎えの人”が集まっていて…。
夜の9時過ぎなのに、人の熱気がすごくて「こんなにバリ島にツーリストが到着するのか?!」と驚いた。
ネームプレートや「TAXI」の紙を持った大勢の人の中から、お願いしていたドライバーさんを探す。
ようやく、ネームプレートを確認し、ドライバーさんの所まで行こうとするものの…、人でごった返していて、なかなかそこへたどり着けない(笑)
車に乗車し、ウブドに向かう。
「道が空いていたら1時間半です」とドライバーのニョマンさんは言う。
明日から始まるバリ島ライフが楽しみだ。