バリ島への旅はシンクロニシティから始まった

バリ旅への出発は、我が家からタクシーに乗るところから始まった。

家の前に止まった大きな黒いバンのタクシーは、新しくピカピカ。

乗り心地の良い車に当たったことに、思わず「ラッキー!」と小躍りした。

幸先良さげな雰囲気だ。

しかも、この後、まさかのシンクロ二シティでさらに気分が上がったのだ。

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まさかタクシーの運転手さんがバリの話をしだすとは…!

タクシーの運転手さんは、わたしたちの出で立ちを見て「旅行ですか?…いいですねぇ」と。

「旅行は国内ですか?海外ですか?」と聞かれ、「海外です」と答えると、

「僕が海外に行ったのは、仕事も兼ねてインドネシアに行ったのが最後かな」と運転手さん。

「インドネシア」という言葉に、これから私たちが行くバリ島もインドネシアなので、ドッキリ。

…いやいや。

インドネシアといっても広いからバリ島とは限らない…。

「インドネシアはどちらに行かれたのですか?」と聞いてみると…。

「ジャカルタとデンパサール…バリ島ですね」と運転手さん。

なんというシンクロ!

わたしたちもこれから、デンパサールの空港からバリ島旅を始めるのだ。

「デンパサール空港はそんなに大きくないんで、期待しないほうがいいですよ〜。

でも、4年前なんで、現在はちょっとわかんないですけどね」と運転手さん。

そして、運転手さんのインドネシア思い出話が始まり…。

「バリ島で僕、お腹を壊してしまったんですよ。

夜中の3時くらいからトイレに行きっぱなしで…。

次の日人と待ち合わせていたものだから、こんな体調で大丈夫なのかなぁ、と気が気じゃありませんでしたよ」

それは大変でしたね。

…何でお腹を壊してしまったんですか?

「うーん。…多分、果物ですね」

え?果物でお腹壊すんですか?

…それ、どんな果物ですか?

「…多分、果物を水で洗ったんでしょうね。それを食べてしばらくしたら、お腹が壊れちゃって…」

果物じゃなくて、それを洗った水でお腹を壊したということですか?

「多分、そうだと思うんですよね」

…そうなんだ。

水でキレイに洗ったはずなのに…、その水で、お腹壊しちゃうんだ…。

「絶対、水は気をつけたほうがいいですよ。向こうでは、必ずミネラルウォーターしか口にしないことです」

はい。水ですね。

「やばっ。僕、いつもお風呂の時、ついでにシャワーで、ガラガラってうがいしちゃう癖があるんだけど…。それ、やっちゃダメだね…」と、パートナー。

…なるほど。

そういう水でも、もしかしたらお腹が壊れる恐れもあるってことね…。

なんたって、果物洗った水でお腹がいっちゃうくらいだから…。

そんな話をしているうちに駅に到着。

「お気をつけて」と運転手さん。

私たちは会釈をして、中部国際空港行きの電車の改札に向かう。

バリ腹を恐るよりも新しい体験を歓迎したいよね


バリ島旅行では腹痛を起こしたり、下痢を起こす人が多いそうです。

それを「バリ腹」と言うみたい。(名前がつくくらい多いんですね)

細菌性胃腸炎が原因だそう。

運転手さんの話によれば、水道水は飲めるようなものではないし、レストランでもお手拭きがないし、トイレも日本とは違って、紙が流せないので、汚物のついた紙がトイレ脇のカゴにてんこ盛り…。

さらにトイレ後も、手を洗う場所がない場合もあります。

そんな状況で、衛生的にいつもよりも気をつける必要があるのです。

「…ねぇ。水で洗った果物でお腹壊すのなら、サラダなんてバリ島で、食べないほうがいいんじゃないの?」とパートナー。

「でも、ウブドのオーガニックカフェとかで、ツーリストも普通にお店のサラダ食べてたりするんでしょ?

…だから、大丈夫なんじゃない?」とわたし。

「…確かに。…そうだよね。あまり神経質にならなくていいのかなぁ…」

未知の場所は知らないことだらけで、飛び込んでゆくのが不安だったりする。

そして、そういう「不安ごと」を聞くと、心が揺れて、ついガードしようと、身構えてしまう。

身構えると、すべてのことがオープンに受け取れなくなってしまい、新しい体験ができなくなってしまう。

この「バリ腹」はもちろん、細菌性腸炎という原因もあるのでしょうが、それだけじゃなく…。

サラダ食べて、大丈夫?

果物、平気?

このテーブル、ちゃんと拭いた?

素足で地面歩くの?

…そんな不安がいっぱいになると、より一層不調を起こす原因になると思う。

だから、必要以上に警戒したくない。

それよりも、せっかく異国の文化に触れに行くのだから、オープンに色々な体験を受け入れたい。

もし、お腹壊れたらそれも「洗礼さ」くらいに受け止められる、体験に対して寛容な自分になりたい。

でも、せっかく、旅を目前にして、「水に注意して」というメッセージに出会えたことも意味がある気がするから、キチンと心に留めておこう、と思った。

レストランでは必ずミネラルウォーターをオーダーする、とか。

シャワーの水でうがいをしない、とか。

それにしても、乗り心地の良いタクシーだったし、旅の出だしから「バリ島シンクロニシティ」に出会い、なんだかこの旅が祝福されているのを感じる。

いい感じだ。

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