ハートレイクからの贈り物

湖の形がハートに見えることから、その名が付けられたハートレイク。

ハートレイクはキャッスルレイクから始まるトレイルを約1時間ほど 登ったところにあります。

昔のトレイルは整備されておらず、道無き道を登らなければなりませんでした。

目印もないため、道に迷いやすく、なかなか辿り着けないことから「呼ばれた者のみがたどり着ける場所」と言われていました。

その神秘さから、恋愛の妖精が住んでいると信じている人もいるそうです。

「ハートレイクに行きましょう!」

ガイドの晴子さんからその名前が聞かれた時、ワクワクしました。

スポンサーリンク

前日の頭痛と車酔いとで、どうなるかと思ったけれど…

車に乗ってハートレイクへのトレイルの入り口にあるキャッスルレイクへ向かう。

昨日の夜から頭が痛くなり、今朝はなんだかムカムカと吐き気がして体調が良くない。

「もし、お昼くらいになっても調子が悪かったら、今日のツアーは時間を短くしてもらおう」と出かけるときにパートナーが言った。

…でもっ!でも!

ハートレイクの後は「ファーマーズマーケットへ行きましょう」って晴子さんが!

シャスタシティでファーマーズマーケットが開かれる月曜に、せっかく巡り合ったのに…。

それに行きたいよう〜(泣)

とはいえ、もうすでにに日頃から”乗り物酔い”しやすいわたしは、山道の車の振動が、かなり身体にきている。

体から脂汗がにじみ…、「わたし、ハートレイクに導かれていないのかなぁ」と弱気になる。

いや、あきらめるのはまだ早い。あきらめたくない。

「酔い止め、ちょうだい」と車中でパートナーに言い、酔い止めの錠剤を飲む。

…その直後、キャッスルレイクに到着し、車を降りることができた。

なんだ、薬飲む必要なかったかな?

車の外に出て、冷たい空気に触れると、いくらか気分がラクになった。

大自然のヒーリングパワーを体感!

キャッスルレイクはかなり大きな湖なのだが、実はこの湖は「私有地」なのだそう。

私有地が世界的に有名な場所って、どんなん?

でも、その土地を解放してくれているからこそ、こうして訪れることができたので、持ち主に感謝。

今日も雲ひとつない青空で(シャスタに滞在中ずっとだった)、山も湖も写真映えする。

いつものように少しのんびりして、いよいよ登山だ。

しばらくは草木に囲まれた道を歩いたのだけれど、ほどなく、ゴロゴロと大きな石や岩だらけの道になった。

太陽を遮るものがなくなったので、登るにつれ、体調の良くないわたしは気分がまた悪くなってきた。

「あの岩で休みましょう」と晴子さん。

助かった…。

体がすっぽり入るほどの大きな岩盤に腰をかけ、ゆっくりと横たわる。

太陽の日差しが眩しいので、帽子を顔の上に乗せ、しばし横になる。

「石の上に寝るとヒーリング効果があるんですよ」

わたしの調子の悪さを知ってか知らずか、晴子さんがそう言った。

グルグルと目が回っているので、目を閉じた。

背中に温かい岩の感覚が身体中に広がり…。

「さ、行きましょうか」と言う晴子さんの言葉で、知らぬ間に自分が寝てしまっていたことに気づく。

さらに上に向かって歩き出すと…。

あれ?

さっきまでの痛くて重い頭の感覚と、身体中の不快感はどこへ行ったのか?

体が”いつもの感覚”に戻っていた。

晴子さんが言ったように、自然にはヒーリングパワーがあるのかもしれない。

そんなことを思いながら、歩く。

ハートレイクに到着!

「見て!」

晴子さんが指差す方を見る。

マウントシャスタと左に、「ミニ・マウントシャスタ」とも言われている、ピラミッドの形をした山「ブラックビュート」

それから、さっき立ち寄ったキャッスルレイクが見えます。

かなり高いところまで登って来たように感じました。

その壮大な景色をカメラにおさめた後、「こちらへ」と、晴子さんに促され、元の道に戻り、しばらく歩くと…、水?

小さな池が見えてきました。

これが、噂のハートレイク?!

ワクワクして足早になる。

到着したハートレイクは、…残念ながら、水が半分干上がり、ハートの形ではありませんでした。

水も茶色に濁っていて、思い描いた”それ”とは雰囲気が違っていて、正直、がっかり…。

ここ数年でトレイルが整備されて、「呼ばれた者のみがたどり着ける場所」と言われた昔よりも、多くの人がハートレイクを訪れるようになり、最近では、ハートレイクで泳ぐ人もいるのだとか…。

「いろんな人が入ると波動が乱される」と晴子さん。

残念ながら、そんなことを実感しました。

そして、「聖地」は観光地ではない。

敬意を持って訪れなければならないことを改めて感じました。

晴子さんがハートレイクの向こうの平原で「お弁当の時間にしましょう」と。

食事をした後、少し横になる。

雲ひとつない青空を眺める。

そして、また昼寝をした。

「さ、行きましょうか!」

晴子さんの声で起き上がると、さらに山を登るのだと言う。

え?ハートレイクが目的地じゃなくって?!

「ここまで来たら、奥の院を見ないわけにはいかないわよ」

奥の院?!

…どうやら、まだ晴子さんには見せたいものがあるらしい。

ハートレイクからさらに山を登った奥の院とは?

どんどん切り立った山の上に登っていく晴子さん。

高所恐怖症のわたしは、怖くて怖くて…。

それでも頑張って登る。

でも、最後、晴子さんが足場の狭い場所を通ったのを見て、わたしは怖くて「もう、わたしはここでいい」と弱音を吐いた。

「ダメダメ。ここまで来なきゃ。もうここが終着だから。奥の院をしっかりと見て欲しいの!」

晴子さんの言葉に、恐る恐る狭い道を進み、晴子さんのそばにたどり着く。

心臓がバクバクだ。

「もっと前に出て、足元を見て!」と晴子さん。

ひえ〜っ!前は断崖絶壁じゃん!(泣)

泣きそうになりながら断崖絶壁の崖をのぞく。

崖の下に大きなハート型の湖が見えた!

キャッスルレイクがこの位置から見ると、大きなハートの形をしていて、本物の「ハートレイク」よりも大きくて形もキレイで”ハートレイクっぽい”のだ。

マウントシャスタもブラックビュートも見える。

わたしは落ちないように、一番広いスペースにヘナヘナと倒れ込むように座った。

高い場所が平気なパートナーは、立ったまま360度のパノラマ写真なぞを写している。

その姿を見ているこちらの方がハラハラする。

シャスタからハートのプレゼントをもらう

その後、一度も休むことなく下山して、車に乗ってファーマーズマーケーットへ。

なんだか、山を登る時よりも格段に元気になっていて、車に乗っても平気な自分に、驚いた。

ファーマーズマーケットで、こんなものを見つけました。

たくさんのカラフルな花で彩られた木のハート!

「ハート」のシンクロに思わず手に取る。

このハートは、桜の木で作られていて、お花は貝殻とか自然の顔料で書いたものだそうです。

木の種類も描かれたお花の種類も他にもたくさんありました。

「いろいろあるから選んだら?」と言われたけれど、一番初めに目に飛び込んできて手に取ったものを購入。

シャスタから、大きなハートのプレゼントを受け取ったかのような気分でした。

スポンサーリンク

こちらも参考になります

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です