3月も中旬になり、暖かい日が多くなってきたら、家の周りの畑のあちらこちらで、畑を耕す人の姿が見られるようになりました。
お庭を持つこと自体が初心者ゆえ、冬の間、どうすれば良いのかわからなくて、放置しっぱなしの我が家の畑のも、黄色い菜の花?!
…どうやらホームセンターで購入して植えた「サラダミックス」の中に「菜の花」がミックスされており、春の暖かい日差しに誘われて、それが大きく育ったらしい。
12月にいただいたネギを植えて、「鍋に」「お味噌汁に」と冬中使いまくったネギも、青々と再生!
早速、収穫する。

今夜は久しぶりにお鍋にしようかな。
菜の花は、とても可愛いので切り花にして、テーブルに飾る。

この小さな一輪で、家中がなんだか明るくなった。
「自給」というほどのものではないけれど、ほんの少しだけでも、「我が家で採れた」と思うと楽しい。
「そろそろ3月に植えられそうな野菜の種とか苗とか買ってきて、植えてみようか?」とパートナー。
そう言って、家庭菜園の本などを眺めたり、ネットで調べてみるものの…、初心者には情報が膨大すぎて…。
「自分たちが食べたいもの」で決めるとか、「育てやすさ」で決めるとか、色々考えては見たけれど、なかなか植える野菜の選択ができなくて…、途方にくれた。
畑に馴染みのない初心者には、畑に苗を植えて育っていく様がイメージできないのだ。
そして、「ホームセンターとか園芸店に行って、『そこにあるもの』がきっと時期のものだろうから、それを植えることにしない?」という結論に達した。

園芸店は人で賑わっていた。
園芸店に入ろうとするわたしたちとすれ違った、おばぁちゃんは自転車の荷台にも前のカゴにも花の苗をいっぱいに積んで、ニコニコしながら手を振ってくれた。
花が咲き始める「春」という季節は、どうやら人の心も温かく柔らかくするらしい。
わたしたちは、園芸店で、ブロッコリーとキャベツとルッコラの苗を一つづつ買った。
どのくらいの数の苗を買えば、どのくらいの収穫ができるのかもよくわからない。
そして、じゃがいもの種芋。

「今、じゃがいもを植えるシーズンなんだ!」と初めて知ったし、この「種芋」が通常「スーパーに並んでいるじゃがいも」とどこがどう違うのかは、よくわからないが、面白そうなので、購入してみることに。
親切に、「じゃがいもの育て方」の解説書を発見し、読めば初心者でもなんとかなりそうなので、ありがたい。

この説明書によれば、じゃがいもは植える2週間くらい前から畑に灰を撒いて、土の準備をしておくらしい。
土づくりの段階で、畑に灰を土にまくのは、酸性に傾きがちな土の質をアルカリに中和させるためなのだそう。
種芋を植えるために、そんな下準備が必要なことなど、今までまったく知らなかった!
ということで、お店オススメの「昔は灰今はシリカ」とこの商品に書かれている、「じゃがいもシリカ」なるものを購入してみました。

シリカは灰の代わりに土づくりの段階で畑にまいたり、じゃがいもの種芋をカットした面に塗り、腐るのを防ぐものらしい。
家に帰って購入した苗たちを植えてみました。

じゃがいもは土を掘り起こし、シリカをまいて土が整うまで2週間。
4月始めには種芋を植えられそうだ。
初めての家庭菜園は、一つづ試行錯誤しながら、そのうち上達するといいな。