「人生を変える洗顔」という本に出会い、その2日後、初めて銀座の米澤式健顔のサロンのドアを叩いた。
奇しくもわたしの53歳のバースデー。
その日、わたしの顔の状態は”わたし史上最悪”
肌が敏感で色々と反応してしまう肌なのにもかかわらず、二ヶ月前、急に「メイクがしたい!女性をもっと楽しみたい」と強烈な衝動にかられ、「敏感な自分の肌につけられる化粧品」を試行錯誤。
その結果、頬はチークにより炎症し、カサブタでガビガビ。
まぶたも腫れ、唇は今まで使っていたシアバターやワセリンにさえ反応し、痛かゆくなり、皮がメラメラ。
元々のニキビ跡のクレーターやシミに加え、トラブル満載真っ只中!
そして、米澤式健顔のサロンで施術+レッスンを終え、ホテルに戻ると、パートナーが「どうしたの?肌がピカピカだね。ふわふわしてる」と、生まれて初めて”肌”を褒められた。
史上最悪の肌から史上最高の肌へと、希望を持った瞬間でした。
自宅で米澤式のクレンジング&洗顔を実践してみる

「絶対にキレイになろう!」と決意して、今までの化粧品をすべて捨て、米澤式健顔の基礎化粧品を揃え、一週間自宅でお手入れに励んでみる。
実践していくと、なかなかサロンで一回受けたレッスンだけでは習得しきれず…。
…いけない、と思いつつもマッサージをする手にぎゅっと力が入る…。
未熟な技術でやっているものだから、肌への刺激が強かったのかな?
頬のカサブタが固くなってきた気がする…。
特に左頬は赤みが増して、範囲が広がっているように感じる。
唇はクレンジングの時は大丈夫だけれど、洗い流すと後からピリピリ痛い。
洗顔料を乗せると沁みて、さらに痛がゆさが強まり…洗い流す頃には唇が赤く腫れてしまった。
さらに日中は乾燥も手伝って、皮めくれが激しい。
夕方になると、かなりカサブタが目立つようになってきた。
マスクをすると、余計に蒸れて痒くなるので、そのままにする。
すれ違った人は「あの唇どうしたんだろう?」ときっと思っているに違いない…。
うつむきがちになりそうな自分に「今はキレイになる途中だ」と言い聞かせる。
今までなら「この洗顔料合わない」と言って断念していたと思う。
でも、わたしは「絶対にキレイになる!」と決めた。
サロンに行って、キレイになるイメージができたのだから、きっとそうなる。
これ以上老廃物を溜め込むのは、もうごめんだ!肌の力を目覚めさせる!
この「めくれた皮」は必要のない老廃物だ。
皮がめくれて自然に取れれば、キレイな皮膚が下に準備されているはず。
米澤式健顔は肌を化粧品で潤すのではなく、自分の内側にある天然のオイル(NMF)を分泌させて潤わせるのだと言う。
NMF(天然保湿因子)と言う言葉を聞き、昔、美容セラピストとしてボディマッサージをしていた頃を思い出した。
その時のボディーのマッサージ法は”人間の持っている自然に戻る力を促し、利用する”ものでした。
一度働きにくくなった自然の身体の力を取り戻すには「今日」「明日」で劇的成果が出るとは限らない。
優しく筋肉をほぐし、ねじれを取り、今まで積み上げたブロックを一つ一つ取り除いていくようにして、本来ある機能の目覚めを促していく。
その過程で、ボディーマッサージの場合も、今まで長年溜め込んでいた老廃物が一気に吹き出すことがあるので、一時的にひどい状態になったように見えることがある。
でも、その代わり、自然に引き出された力はとても強力で、分泌されたNMFも自分の内側からにじみ出てくるので、どの化粧品よりも肌にマッチするし、輝くような透明感のある肌になれる。
…そうだった。
そんなことも忘れて、いつのまにか”自然の身体の力”を忘れ、化粧水やクリームの成分だけに頼ってキレイになろうとしていた。
化粧品の成分にすべて”お任せ”ではなく、”自分にできることがある”というアクションを起こせることがうれしい。
米澤式健顔の特徴である「15分のクレンジング」を楽めばいいのだ。
「自分の潜在意識の力、身体の力、肌の力を信じよう。だから、もう少し様子を見てみよう」と鏡の中のわたしにつぶやく。
来週、またサロンに行けるのだから大丈夫。