最近、今までの洋服がどうもピンと来なくなった。
「クローゼットを整理する絶好のタイミング!」と言うことで、洗濯を繰り返して毛玉になったものや、変色してしまったものは勿論、今の気分に合わない服はどんどん捨てた。
…つもりでした。
ところがまだまだわたしの捨てる基準が甘かったことが判明!
新しい基準に沿って服を捨てていった結果、クローゼットを開けるのが楽しくなり、毎日お気にりの服で過ごせるようになりました。
サヨナラしがたい服を部屋着やパジャマにしようというのはNG
実は「捨てた!」と言いつつ、捨てられない服がいくつかありました。
例えば、予定も無いのに「またハワイに行った時に着るかもしれないから」と残したリゾートドレス。
古くなって少しヨレているけれどデザインが気に入っていて捨てられず、「部屋着かパジャマにすればいい」と思ってしまったもの。
さらに、購入したばかりの服だけど、家に持って帰ったらイマイチで捨てる勇気が出なかったもの。
そういうものが一着また一着と積もり積もって、気がつけばこんなに!

捨てられない服たちを写真に撮り、改めてマジマジと第三者視線で見て見ると…。
う〜ん。すでに薄汚れた「汚洋服」にしか見えない!!
同時に「暑くて何度も着替えたいのはわかるけれど、どうしてこんな大量に買っちゃったんだろ??」という疑問さえ浮かぶ。
集英社 (2016-01-20)
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地曳いく子さんの「50歳おしゃれ元年」という書籍にこんなことが書かれていました。
服が最初持っていたパワーを服を着ている私たちはどんどん吸い取ってゆく。
だから私たちが素敵に見えるのです。一方、人に着られた服はどんどんパワーを失っていきます。
今まで似合っていた服が急に色あせて見える。
それが服のパワーが尽きた時、寿命の時なのです。
この、捨てられなくて部屋着として着ようと思っていた汚洋服たちを眺めていたら、「お洋服の寿命説」もあるような気がしました。
ああ、でも汚洋服とは思っても…やっぱり勿体無いような…。
いやいや。
オーラがなくなったものをいつまでも後生大事に着ていると、運気が落ちそうだし。
開運したいなら捨てないと!
「ちょっとそこまでだからいいか」と着て出かけてしまい、こういう時に限って知り合いとばったり!
服があるから(無意識に)着てしまうけれど、後悔する。
着古した感じの服の上にノーメイクの疲れた顔が乗るから、ふと洗面所で鏡を見た時にゾッとする。
ああ、怖い!
こういう失敗はしたくない。
おかげで部屋着として取っておいたものを「絶対捨てよう!」と思えました。
また、捨てられない古いブランド服について。
ヴィンテージの服にヴィンテージの顔が乗ったら、それはもうホラー映画!
自虐的だけど、笑ってしまう。
「50歳という年齢」を、ここまでコテンパンに言われると逆にスッキリする感じ。
辛辣な発言にも関わらず、妙に共感するのは、それは地曳さん自身も50歳を超えておられるから?
さらに捨てられない新品同様なものについて。
今すぐリサイクルショップに持っていき、そのお金で素敵なランチを食べた方がいい。
この提案にも納得!
昔好きだった服はすでに遠い過去のもの。
過去の幻想に中途半端にとらわれて生きるよりも、いっそクローゼットを一新するくらいの勢いで捨てるとスッキリするかも。
そう思い、もう一度クローゼットのすべての服を取り出し、一着一着吟味し、捨てることに。
手元に残す服の基準はたった一つ!
「今のわたしが週に2回、これを着たい!」と思うかどうか?
礼服などを除いて、これに合わないものはすべて捨てるべし。
クローゼットは少数精鋭!ヘビロテで着こなせる服だけを揃える
「今のわたしが週に2回着たいと思う服」以外捨てまくったら…。
あれ?
今着る洋服がめちゃめちゃ少なくなちゃった!!(汗)
でも、これは新しくて素敵な服がクローゼットにこれから増える前段階。
この時、気をつけたいのが「着るものがないから」と言って、慌ててまた「どちらでもいい服」を買い込まないこと!
雑誌によくある「一ヶ月コーディネイト」によって私たちは「毎日、違う格好をして会社や学校へ行く人がオシャレ。毎日同じ服を着てはいけない」という刷り込みを受けたんです。
この固定観念に合わせて、無理に組み合わせてスタイリングのバリエーションを作ろうとする。
すると、必ず「イタい組み合わせ」ができてしまう。
中途半端なコーディネイトを増やすよりも、自信のあるものをヘビーローテーション!
そう。
「週に2回着たい服」をクローゼットに残したはず。
なので、自信を持って好きな1着を2度以上着てもいいんです!
慎重に一着づつ丁寧に買い足し、クローゼットを本当に気に入ったものだけにする事が大切。
そうすることで、毎日大好きな服ばかり着られるようになるんです。
という事で、この頃「リネンの服」が気になっているわたしは、まずは手始めにこんなアイテムを買い足しました。
(あら。ファッションブログでもあるまいし、まさかブログで購入したお洋服の写真を公開するとは思わなかったわ)
まずはベーシックなノースリーブのワンピース。

基本、夏はコーディネートいらずなノースリーブのワンピースが好き。
それからストライプのシャツワンピース。

こちらは無印良品で50%オフのものを購入。(タグが付いております)
前開きのシャツワンピースというのはなかなか便利。
ボタンを止めてゆるいレギンスを履いて、単独で着ることもできるし。
先ほどのノースリーブワンピースとシャツブラウス。
この2着を合わせるだけでも、2種類のコーデができます
一つ目はこちら。

ノースリーブワンピースの上に羽織る。
二つ目はその逆、ノースリーブワンピースの中にインして着る。

これだけでも雰囲気が変わります。
さらにジーンズも組み合わせてもいいし。

寒くなったらジレ(前開きのノースリーブワンピースでもよし)を合わせたり、カーディガンにコートと…どんどん重ねちゃう。
ノースリーブのワンピースもストライプのシャツブラウスも、一年中ヘビーローテーションで活躍できちゃう。
あまり考えなくても3WAYくらい着回しができちゃう。(あ、単品でも着るから4WAY?)
わたしの場合、ほとんど家とご近所をフラフラ。
そのまま新幹線に乗って街歩きもする。
都内も田舎も家もどこでも行けちゃうくらいカジュアル感のある服が、肩が凝らずに一番活用できるかな。
特に「ブランドものを持ちたい」とか、ドレスコードを要する「高級レストランに行きたい」願望もすでにないので、「ハイヒールが必要な服」はわたしには必要なし。
最近では高級ホテルでもカジュアルな服でチェックイン、チェックアウトできるので、あまり気にしないで行っちゃいます。(ごめんなさい)
まぁ、こんな風にカジュアルでシンプル、少ないアイテムで一年中重ね着することで着回しできる服というのが、わたしのクローゼットの中の服を選ぶポイントです。
ハンガーを統一するとクローゼットがキレイ!選びやすい!
さて、服を捨て、少しづつこれから着る服を購入したら、今度はクローゼットのハンガーを意識したい。
今まで、購入した木のハンガーやクリーニングでいただいたハンガー、ショップでいただいたハンガー。
数が足りなくなり、洗濯物を干すハンガーまで総動員してのクローゼットは、一言で言えば「ぐじゃぐじゃ」「統一感ゼロで美しさのかけらもない」感じでした。

これではせっかく服を捨て、サッパリしたのに、再び「ぐじゃぐじゃ」は気持ちが悪い。
せっかく服も入れ替えたのだから、ハンガーだって入れ替えたい!
新しい服のオーラがさらにキラッキラに輝きが増すようなクローゼットにしたい!
ということで、ハンガーは無印良品のもので統一することにしました。

コートやアウターなどの重いものは木製のハンガー。
そのほかのものはアルミ洗濯用ハンガーで揃えました。
これでハンガーの高さが揃って見やすいし、アルミのハンガーだと厚みが薄くて場所を取らない。
「種類の違うハンガーでぐじゃぐじゃ」だった時よりもコンパクトに収まって、収納量に余裕ができた感じ。
わざわざアルミの洗濯用ハンガーで揃えたのは、さらなる目論みがあるんです。
ゆくゆくは(今建築中の家ができたあかつきには)洗濯を干す際のハンガーもこれに変えようと思っています。
最近集めているリネンの服には陰干しがいい。
現在でも暑くても寒くても花粉の時期も外干しが面倒臭くて年中お風呂に干しているわたし。
洗濯物が飛んでいくようなことがないので、アルミの洗濯用ハンガーで十分。
洗濯用もクローゼット用も同じハンガーを使えば、洗濯物を畳む必要なく、そのままクローゼットに収められるからラクちん。
ラクちんじゃないと絶対に続かないから、こういうちょっとした工夫って大切。
たった一つの基準に沿ってお洋服を捨てたら、毎日クローゼットを開けるのが楽しみになった!
「週に2度着たい服だけ残す」という洋服を捨てる基準は結構、初めは勇気が必要です。
実際にやってみると、本当に数着しか残らない…(笑)
これ、すごく衝撃的でした。
あんなにクローゼットの中がパンパンだったのに、そのほとんどが「どっちでもいい服」が占めていただなんて…。
でも、この厳しい基準に沿って捨てて、吟味して一枚一枚を購入した結果、わたしのクローゼットは「今、着たい服ばかり」になりました。
朝、クローゼットを開けるとワクワクします。
毎朝のお洋服選びって、こんなに楽しかったんですね!(全然知りませんでした)
さらに、今まで「ちょっと日常に着るには高価かなぁ」と敬遠していたショップの服も「週に2回以上着る」ことを思えばハードルが低くなり、購入しました。
結果、普段着が格段にグレードアップ!
毎日、大好きな洋服のおかげでテンションが上がります。
好きな服ばかりで毎日過ごせるのって、本当に楽しいですね。