「梅干しって作るのが難しいんじゃない?」
そう思い込んでいて、なかなかチャレンジできなかった梅干し作り。
でも、最近、とても簡単な梅干しの作り方を知りました。
そして、「ジップロックで漬ける」「梅のヘタも取らない」というなかなか面白い方法で、はじめて梅を漬けました。
めんどうなヘタ取りもなし!はじめての梅干し作り
先日、岐阜に建てる家の設計をする話し合いの中で、「庭のスペースをどう活用するか?」について考える機会がありました。
「庭には食べられる実のなる木を植えよう!」ということで、「梅」を植えて梅干しを作りたいと思いました。
でも、家はまだまだ設計中。
家を完成させて庭木を植えて…となると、収穫はずっと後の話。
でも、この「梅ぢから」という本で、「はじめてでも、家にあるジップロックで梅干しが簡単に作れそう」ということを知ったら、今すぐにでも始めたくなりました。
農山漁村文化協会
売り上げランキング: 150,830
梅干し作りの行程は二段階。
一段階目は「下漬け」と呼ばれる工程で、梅干しを漬けるために十分な梅酢を出します。
二段階目は「本漬け」と呼ばれる工程で、一段階目で採取した梅酢に赤しそを入れて、本格的に漬けます。
この二段階の工程で梅干しを作るのですが、今日は最初の一段階目にチャレンジ。
用意するものは、梅1kgにつき自然塩180g、焼酎90cc。

まずは青梅をお水で洗い、タオルの上に置きます。

その上にタオルを重ねて、ゴロゴロと手で転がすようにして水気を拭いてゆきます。

本書には「厚手のポリ袋に梅を入れて」と書かれていましたが、我が家にある袋(ジップロック)に青梅を入れてみました。
すると「Lサイズ」のジップロックが、結構いい感じ。
密閉もできて、1kgの梅を入れても「梅酢」が出るのに余裕のあるサイズ。

ヘタは「苦味がある」と言われますが、特に体に悪いものではないので、取っても取らなくてもいいのだそうです。
作業が少ないのは、面倒臭がりのわたしにとっては有難い。
そして、自然塩と焼酎を用意。

…う〜ん。今回は焼酎の良し悪しが解らず、タカラの焼酎を購入してしまいましたが…どうなんだろう??
次回はもう少し材料の方も勉強してから、吟味して漬ける必要アリだなぁ。

こうして、材料をすべて混ぜたジップロックに重石を乗せます。

本書には「電話帳」か「辞典」と書いてあったのですが、我が家には電話帳も辞典もありません。
さらに読むと、「梅の倍以上の重さの重石があればなんでも良い」と書かれていたので、ストックしてあった未使用の2.5kgの小麦粉を重石にしておきました。
これで梅酢が2〜3日で出はじめるそうです。
このまま重石をしながら、赤シソがスーパーに出回るのを待ちます。
6〜7月くらいに出回るそうなので、あと少し待てばいいのかな。
赤シソを入手してから次の第二段階入ります。
赤シソで梅干しの色をつけるのはなぜ?
ちなみに、どうしてわざわざ赤シソで梅を着色するのか?を疑問に思い、調べてみました。
まずは「シソ」について。
後漢の末期、洛陽の若者が蟹の食べすぎで食中毒を起こした。
若者は死にかけていたが、名医・華佗が薬草を煎じ、紫の薬を作った。
薬を用いたところ、若者はたちまち回復した。「紫」の「蘇る」薬だというので、この薬草を「紫蘇」と呼ぶようになったという逸話〜Wikipedia~
「蘇る」って、逸話にしてもすごいですね!
その「シソ」の栄養については…。
カロテン、ビタミンB、カルシウム、食物繊維、カリウムなどの栄養素を非常に多く含む。
特にβ-カロテンの含有量は野菜の中でトップクラス。
また、紫蘇の香りの元であるペリルアルデヒドは、臭覚神経を刺激して胃液の分泌を促し、食欲を増進させる他、健胃作用や食中毒の予防にも効果がある。
そして、「赤シソ」は「シソニン」という成分を含有。
シソニンは強い抗酸化力を持ち、活性酸素除去に役立つはたらきをするそうです。
そして、赤シソを使うのは、青色よりも赤色の梅干しの方が「美味しそうに感じる」ということもあるみたいです。
ということで、次のステップは赤シソが入手できてからのレポート…ということになります。
今回梅干しを1kg漬けて、ほんの少し残りました。
その残った梅で梅シロップを作ってみました。
ついでにハチミツで梅シロップも作りました

写真が、クマさんの血の気が下がっているみたいで、ちょっと不気味な表情になってしまっていますが…。
今回は家で使用中のカークランドのハチミツを使いました。
カークランド クローバーハニー(蜂蜜・はちみつ・ハチミツ)グレードA 680g×3ヶ
売り上げランキング: 4,268
煮沸消毒した瓶に、まずは青梅を投入。

そこへハチミツをダバダバと投入します。

「本当は梅がかぶるくらい」ハチミツを投入するらしいのですが、全部クマさんのハチミツを投入しても、梅の頭が飛び出しています…。

ちょっと後日、ハチミツを買い足してみます…(汗)
これで最低一ヶ月常温保存した後、青梅を取り出して出来上がり。
出した青梅は砂糖を加えてジャムに。
作ったシロップはヨーグルトにかけたり、お湯で割って飲んだりしようと思っています。
はじめてなのに、あまりに簡単なので、「梅干し」と「梅シロップ」の2種類も作っちゃいました。
今回作った「梅干し」と「梅シロップ」の他にも、味噌に漬けておくだけの簡単「梅酢づくり」のレシピとその活用方法が乗っている「梅ぢから」
農山漁村文化協会
売り上げランキング: 152,681
「梅だけ」が書かれている薄い本ですが、すごくわかりやすいので気負いなく実践できるのでオススメです。
なんといっても、面倒臭がり屋のわたしが、「梅干しを漬けてみよう!」と決意させてくれた一冊ですから(笑)
■梅干しづくりのつづき