住みたい家のイメージは山小屋。
「自然と共に生きる」イメージで、シンプルな「小屋暮らし」に憧れます。
2週間前、これから建てる家について設計士さんと打ち合わせしました。
今回、2回目の面談です。
面談では具体的なプランが出てくると思うのですが、…どうかしら?(ワクワク)
小屋暮らし的ライフスタイルに憧れる
「小屋入門」はそんな「山小屋に住みたい」イメージを膨らませてくれます。
中でも「越屋根」という、屋根から明かりとりの窓がチラリと見える外観が素敵で惹かれました。

ソーラーパネルも省エネな感じだし、小屋独特の「屋根裏部屋」にも憧れます。
この本、「素敵な小屋」を自分の手で建てられるように道具から手順、小屋のキットまで掲載されているんです。
ただ、「本気小屋」だと、作りが簡素なので、設備が最低限だから、暑い時は焼けつくほど暑いし、寒い時は凍えるほど寒い。(それが自然ってものかもしれないけれど)
冷暖房完備で50数年もぬくぬく育ったわたしには、四季をダイレクトに感じすぎるのは辛すぎる。
ので、「小屋暮らし」がちょっと味わえる「小屋風」の家を建ててみたいと思っています。
「住宅」として30年くらいは住みたいので、お金はかかっても、基礎工事、耐震性バッチリ、断熱材しっかり、機密性バッチリ、冷暖房完備の「小屋風」な家を注文建築でオーダーしたい。
…ということで、2回目の面談は、設計士さんから2パターンの間取り&外観の提案をしていただきました。

ひとつは「越屋根の外観の平屋+ロフトの家」と、もうひとつは、寝室とウォークインクローゼットなどのプライベートな部分はすべて2階に持って行った、「コンパクトな2階建ての家」の2種類。
キレイに色鉛筆で丁寧に間取りや外観図が塗られていて、すごくイメージが湧く提案に感動!
「う〜ん。20坪の平屋で和室まで付けると、リビングが8畳しかないのかぁ…。もう少し広くならないかなぁ」
「床の間必要ないよね」
「外観は平屋のほうが越屋根でカッコイイけれど、平面だと間取りはマンションと変わらないよね」
「平屋の平凡な間取りと違って、二階建ての方は吹き抜けがあったり、間取りが平面じゃない分、すごく面白いね」
間取りを見ていると、どんどん欲望が出てきて…、最初にお願いした20坪では足りないんじゃないか?!とすら思えてくる。
だけど、よ〜く考えてみれば、それは「欲」である。
家についての考え方のバイブルにしている「スモールハウス」の住人たちは、たった3坪の家を建てて生活している。
スモールハウス 3坪で手に入れるシンプルで自由な生き方 (DO BOOKS)
同文館出版
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それと比べれば、20坪もあるだなんて、すごい贅沢じゃないか!!
放っておくと、ついつい何でも欲張りになってしまいそうな心を、この本は戒めてくれる。
この本を開くたびに、「もっと生活の中に削ぎ落とせるところがあるのでは?」と思えるのがいい。
わたしたちはシンプルにコンパクトに暮らすことはとても価値があることだと思っています。
自分の土地に家を建てれば、毎月の家賃も駐車場代も必要ない。共益費も管理費も必要ない。
さらに、建物の建坪が小さければ、固定資産税、冷暖房費、将来の家のメンテナンス費用など、生涯にわたって支出しなければならない費用を抑えることができるのではないかと思っています。
修繕積立金もなく、メンテナンスの時期も回数も自由に決めることができます。
その代わりに自分でメンテナンスが必要になってきます。
面倒くさがりのわたし、大丈夫?!
でも、何度も話し合った末に建てた「我が家」なら愛着が湧き、そのような気分になるのではないか?と期待しています。
実際、自分のマンションだったものにはすごく愛着があって、その頃は掃除もマメにしたけれど、現在住んでいる賃貸だと「ま、いいか」と思ってしまう自分がいたりする。
ほぼ、パートナーが掃除機をかけてくれてる感じ。(すみません)
「やっぱり2階建てはないな。ウォークインクローゼットと寝室が二階だから洗濯物を畳んで、いちいち2階に上がるのも、トイレのたびに階段を降りるっていうのも、面倒臭いよね」
確かに、2階建てという立体の間取りは間取りの自由度が上がって、かなり魅力的。
でも、考えてみれば、ほぼ人生の半分以上をマンションの「平面」でしか暮らしたことがないので、頻繁な階段の上り下りをイメージしただけで、意外にストレスを感じる。
「う〜ん。2階建てだとルンバじゃダメだよね…。」(←掃除機も使いたくないらしい)
やっぱりシンプルライフは平屋だよね。