1泊2日の雪の中の「岐阜土地探し旅」の終わりは、父とパートナーとわたしの3人で、手打ちうどんそばのお店「田毎(たごと)」に行きました。
ギュッと濃密な岐阜土地探し旅の終わりに…。
「田毎」では、いつもわたしは「味噌煮込みうどん」をいただきます。
今日は季節柄、牡蠣の入った味噌煮込みうどんがあるというので、それに決める。
パートナーもわたしと同じものをオーダー。
「名古屋めし」のひとつ「味噌煮込みうどん」はこってりとした赤味噌。
うどんが太く、「ぼちぼち」とした独特の食と、「これ、本当に茹でてあるの?」と言いたいくらい硬くて不揃いな麺は、関東の人にはなかなか受け入れられない場合も多い。
でも、不思議とパートナーは「美味しい!」と言って食べてくれる。
美味しくてよかった。
3人で味噌煮込みうどんをいただいていたら、長女からメールが入ってきた。
出産のために病院に入院したとのこと。
「おお!すっごくいいタイミングじゃない?今から帰るから、明日、病院に行けるね」
明日の病院の面会時間までには、きっと赤ちゃんが誕生する。
岐阜で土地の購入を決めたことを、長女にメールで知らせる。
「早っ!!いいのがみつかったのね。岐阜、何もないからお父さん、住めるの?大丈夫なの?」と心配メール。
…確かに。
パートナーにとっては、わたしの実家があるので「年に数回通っている場所」という感じで、住んでみた経験はない。
「ふるさとは自分で作るもの」と言っていたパートナーだけど、どうなのだろう?
パートナーは小洒落たカフェ巡りとか、美味しいパン屋さんが大好き!
でも、残念ながら岐阜にはメゾンカイザーもゴントランシェリエも沢村もない。
秋葉原をうろつくとか、素敵な万年筆を見に行くとか…も、ない。
「今までとはまるで違う生活、価値観に変わらないと、だね」とパートナー。
そして、父は「岐阜に来たら車を購入しないと生活できないぞ!」なんて言うけれど。
もう15年も運転していないわたし。
今更、車に乗るのも怖い。
そして、車を持つと、どうしてもガソリン代やら車検やら、保険やら…いろいろな費用がかかる。
そこの辺りも、できれば「モノ」に頼らず、シンプルにしたかったりする。
大通りにバスが通っているのだからバスに乗ればいいと思うし。
平らな土地なので、自転車移動して、「老いは足から」だから、毎日運動になれば、それがすごくいいのではないだろうか、とも思っている。
わたし自身も、15年前に岐阜に住んでいた頃と価値観が変わってしまっていることに気づいた。
とにかく、赤ちゃん誕生で家族が増え、「平屋&小さな家庭菜園スペース」という夢が近づいてきた感じで、よろこびごとが重なった。
今はそれを、素直に喜びたい。
たった1泊2日の岐阜旅だったけれど、すごく濃密でした。
雪のために、実際に動けたのは父が迎えに来た朝10時から午後3時までの間の、ほんの5時間。
でも、その5時間の間に、1件のモデルルームと1件の土地を見ただけなのですが、どちらも印象がすご〜く良くって!!
かなりの満足感がありました。
さ、今度、岐阜に来る時は「土地の引渡し日」
その前に、契約書を交わしたり、住民票を取ってきたり、長女の家にヘルプに行ったり。
家を建てるイメージもそろそろしないとだし。
いろいろやることがある。
これからしばらく、すごく忙しくなりそうだ。
■岐阜の土地購入のつづき