ホテルからほど近い川平湾のお土産やさんに、急遽、水着を買い求めに行くことになった。
羽田を立つ時に調べた一週間予報では、台風の影響もあり、4泊5日の滞在中のお天気は「曇り」か「雨」で、あまりよろしくない感じ。
それを見て、ついつい「海で泳げないだろう」と勝手に思い込んで、水着を家に置いてきてしまったのだ。
川平湾ってグラスボートが浮かんでいるので遊泳禁止だけど、水着はあるのだろうか?
でも、実際には、朝、起きてみると、想像以上の快晴。
ホテルの部屋の窓から見える景色の鮮やかなこと!

目の前は「底地(すくじ)ビーチ」の入り口。
ホテルで朝食をいただいてビーチに散歩に行くと…。

なんという美しさ!!
もうすでに泳いでいる人もいる。
「わたしも海に入りたい〜!!」
iPhoneで天気予報をチェック。

あら?今日も明日もピーカン晴れ模様に変わっている!!
「海に入りたい!!水着が欲しい!!」
昨日まで市街のホテルに宿泊していたパートナーが、「じゃ、ホテルの送迎バスで川平湾まで送ってもらって、そこから路線バスで市街へ行こう」と言ってくれた。
それで1時間に1本ある川平公園行きのホテルの送迎バスを利用して、11:30ホテル発のバスで移動。
川平湾の前に到着して市街地行きの路線バスの時間を見てみると…。

…14時まで2時間半もの間、バスが無いっ!!
「タクシーで行こうか?」とパートナー。
「いやいや、それはものすご〜くお金がかかちゃいますよ。」とホテルの送迎バスの運転手さん。
「街へは明日一番のバスで行かれて、今日はこの川平湾散策をされてはどうですか?また、電話くだされば、バスの時間に迎えに来ますから。」と運転手さんに諭されました。
とりあえず、お礼を言って運転手さんと別れたものの、水着が欲しくて、「もしかしたら川平湾でもお土産やさんなら水着、売っているんじゃないの?」とお土産やさんを覗いてみることに。
「いやいや。川平湾は遊泳禁止だから、置いてないでしょう。」とパートナー。
「そうなの?じゃ、水着代わりに使えそうなのとかあるかもしれないし。」
ということで、川平湾に着いた早々、肝心の”湾”も見ずに、お土産やさんめぐり。

そして、ラッキーにも、カビラガーデンというお土産やさんでこんなものを見つけました。

染紅型(そめびんがた)という、琉球王国の時代、主に王族や士族の衣装として沖縄独自の顔料と染料を用いた手法で染められたもの。

ちょっと可愛いでしょう?
「これなら黒くて水に濡れても透けないし、通気性も良くてすぐに乾きやすそう。」
と、この染紅型のショートパンツを水着代わりに買って、市街に行くのはやめました。
パートナーもあまりの日差しの強さに、ミンサー織がかわいい、帽子を購入。

「これで海遊びができるね。」
ほっと一安心したところで、川平湾を見に行きます。
水着を買いに行ったついでのような書きかたですが、実は、この川平湾は、ミシュラングリーンガイドでは 沖縄で唯一3ツ星を獲得した景勝地!
多分、石垣島一見るべき観光地だと思う。

海にグラスボートが浮かんでいる絵は、石垣島に行った事が無いわたしでも、目にした事はあったりしますから。
数日前までの台風の影響でほんの少し水ににごりはあるものの、写真の心得が無いわたしが撮っても、この美しさ!
ああ、快晴続きの夏だったらどんなに美しいか!

グラスボートの先にある浜もすっごくキレイ!
これぞ”沖縄に来た!”という実感をさせてくれる海の色です。
のんびりと砂浜にしばし座って海を眺めて、ホテルの送迎バスの時間のまえに、本日の”おやつ”を仲間商店で調達。

地元の日用品&お菓子などを売っているといった感じのお店。
こちらで「ちんびん」という沖縄風の黒糖のクレープを買いました。

賞味期限は明日まで。

もち粉でつくられているので、モッチモチでほんのり甘い素朴な味わい。
他にはサーターアンダギーと普通にポテトチップスと歌舞伎揚げを購入。

”おやつ”を調達してホテルに戻ったら、すぐに歩いてビーチへ。
どうだ〜っ!!

誰もいないビーチを独り占めだっ!!
ユニクロの黒いブラジャー&さっき購入したショートパンツと合わせると、「まるで水着」。
ビーチに数人しかいないので、誰も下着だと気づかない(笑)。
ショートパンツのおかげで、早速海を全身で感じる事ができて、めちゃくちゃうれしい♪