無事にコロンボ空港(正式にはバンダラナイケ国際空港)に到着。
スリランカは仏教の国。
でっかいブッダ像がわたしたちをお出迎えです。
仏陀像と免税店が荷物受取前にも見られる不思議
ここでついつい仏陀像と一緒に記念撮影をしたくなるところですが、スリランカではそれはNGなのだそうです。
”日本と同じ仏教国”と思っていたのですが、なんといっても日本とは比べものにならないくらい、仏教が生活に根付いているし、信仰心がまるで違うのです。
仏陀と言えば、彼らにとって言葉で言い表せないくらい偉大で、尊敬してもしたりないくらい素晴らしい存在なのです。
そんな仏陀の隣に肩を並べて写真に収まるなんざ、はなはだしく無礼なことなのです。
なので、写真を撮る時は、仏陀のみ。もしくは仏陀像向かって手を合わせている姿なら良いそうです。
仏陀像を通り抜けると、入国審査です。
無事、入国審査を通り抜けると、バーゲージクレームへ荷物を受け取りに行きます。
…と、ここでビックリなのは、バーゲージクレームへ向かう道のりの両脇に免税店が目白押しなこと。

しかも、数がものすごい!

こんなにお店が並んでいるってことは、到着してから荷物を受け取る前に、免税店で買いものができるようです。

しかも、洗濯機とか大型電化製品も売っています。
まるで秋葉原に来たかのよう。
バーゲージクレームで荷物を受け取ると、税関。
税関はほとんど何も聞かれずスルー。
税関を抜けると、いくつかの銀行の窓口があるので、ここで両替。

両替のレートはどの銀行でも同じなので、空いている窓口に並べばよいです。
今回の旅行はホテルでアーユルヴェーダ三昧で、おこもり予定。
ホテルは3食付き、ティータイム付き、ヨガや瞑想などのアクティビティ付き、プチトラベル(希望者)付きで、オールインクルーシブなので、基本、現金はチップくらい。
いくら両替するか?で悩んだけれど、足りなくなるのは気分的に不自由なので、2万円両替。

きれいな新しいお札で両替していただけたので、すごく気持ち良い。(一番右のお札だけは古い)
左から100ルピー、50ルピー、20ルピー。(1ルピー1.54円)
このあたりのお札を持っておけば、チップに困らない感じです。
あ、それから両替の時にいただいたレシートは、帰国時に日本円にする時に提出を求められるので、保管が必要です。
無事に両替を終えて進むと、名前の付いたカードを持ったたくさんの人が待っています。
「バーべリン・リーフ アーユルヴェーダ リゾートからは来ているかしら?」
カードの字がよく見えなくて、目を細めていたら、カードを持ったひとりの男性が親切に「もっと近くまで行って、確認してもいいんだよ」と、わたし腕を取って、真ん中へ連れて行ってくれました。
パートナーとふたりでよ〜くカードの文字を見てみると…、ありました!!
カードには4人の名前が書いてありました。
どうやらスリランカ直行便で到着した日本からゲストは4人のようです。
わたしたち夫婦と、女性ひとり。
…もうひとりは、ドライバーさんと一緒に1時間待ちましたが到着しませんでした。

1時間待ったので、車へ移動。

こちらが送迎車です。
日本のトヨタの車です。
乗り込むと、一人ずつに小さな枕とお水を手渡してくれました。
空港からホテルまでは約2時間。
乗り物酔いしやすいわたしとパートナーですが、ホテルまで、ほとんどが高速道路なので、大丈夫。(セドナでもフェニックス空港からセドナまで2時間平気だったし)
…と思っていたのですが、甘かった〜!!
かなり時間が遅れてしまったので、その巻き返しを運転手のおじさんはしているのか?
高速道路をものすごいスピードでぶっ飛ばし、クラークション鳴りまくり、パッシングしまくり。
これが一度高速道路を下りて、次の高速道路まで街中を走る時も、ここは高速道路かっ?!と思うくらいのスピードで、相変わらずクラークション&パッシングの嵐で、これが到着するまで鳴り止むことはなかった…。
車を追い越す時に、車体が右に左に激しく揺れるので、…気分が悪くなりはじめた。
「ああ、やばい!!こんなときこそ平常心平常心」
瞑想の威力が試される時だ。
気分の悪さに集中しないように、深呼吸をしてみる、心の中で歌を歌ってみたりする。
目を開けると、まるでF1なんとかのゲームの世界。
真っ暗なのに、見事に自転車の脇をすり抜けたり、向かってくる対向車をかわしまくったりしながら、どんどん車を追い抜いていく。
無事にホテルに到着することだけを祈りながら、目を閉じて、とにかく他のことに集中集中。
「あと8分だよ」とドライバー。
「もうすぐもうすぐ。ホテルに到着したホテルに到着した。」と目を閉じたまま心の中で唱える。
そして、ふと、スローな運転になり、ゆっくりと目を開けると、門が見えた。
どうやらホテルの敷地に入ったようだ。
車は玄関に横付けされ、ポーターが荷物を取りに来てくれた。
そして、「フロントへ」と案内され、わたしは車を降りた。
気分がすぐれなくて、めまいがした。(ちなみに帰りは安全運転でした。ディナーに遅れるのを気遣ってくれたのかも)
フロントに到着すると、ウエルカムフラワーが一人一本づつ差し出されました。

紫色のスイレンを生まれてはじめて見ました。
スイレンはスリランカの国の花。
「清浄、純潔、神聖」を表し、生まれたばかりのお釈迦様(仏陀)が歩き出したその足跡から咲き、第一声をハスの花の上に立ち、念仏を唱えたと伝えられられています。
ホテルのお庭にもスイレンの池があり。

本当に国の花を大切にし、そして仏陀への尊敬、愛が溢れているのがよくわかりました。
スリランカはそういう真摯な人たちが住んでいるところなのです。
チェックインは同じお部屋で、夫婦であっても、ひとりひとり名前を書き、住所を書きます。
ウエルカムドリンクはこちら。

マンゴージュースのようだけど、日本で飲む甘い甘いマンゴージュースの味とはまったく違う。
なんとなく青臭く野性的な味で、そんなに甘くない。
しかも常温。
…そうだ!わたしはここにアーユルヴェーダを受けに来たのだ。
身体を冷やす冷たい飲み物はアーユルヴェーダ的にはNG。
もちろん、ジュースは100パーセント天然。しかも搾りたてなのだ。
いままで51年生きてきた。
さぁ、どのくらいデトックスできるのだろう?
とても楽しみ〜♪
■スリランカ アーユルヴェーダ旅行記のつづき