最近、すごい女性に出会ってしまった!!
後藤はつのさんという111歳の女性。
何歳からでも新しく始めればいい
いや、厳密に言えば、「本屋で後藤はつのさんの本と出会ってしまった!」なんだけど…(笑)。
111歳で、この美しさ!というのもすごいけれど。
何よりもすごいのは、73歳で”持て余した時間つぶし”と”ボケ防止”のために始めた、カルチャースクールでの絵画教室通いで、画家デビューしてしまったこと!
しかも、それまで人生で絵筆を持ったこともなく、絵を描くことが好きだったわけでもない。
申し込みに行った刺繍教室が定員いっぱいで、「絵画教室なら空いてますよ」と言われたひとことで、たまたま教室に通うことに…という、なんとも”成り行き的”な感じも面白い。
たとえば、小さな頃からギターを弾いていたりすると、「将来もしかしたら音楽家にかるかもしれない」とか「ギタリストになるかも」なんていう可能性もある。
だけど、定年した”お父さん”がギターを習い始めると、「ただの趣味」あるいは「暇つぶしでしょ?」という感じで、ほとんどの場合は「これからプロになるかも!」などとは、とてもじゃないけれど考えにくい。
わたしのパートナーも、ずっと「ギターを弾いてみたい!」という思いはあったけれど、ギターに触れたこともないし、大人になって初めて触れるので、子供のように物覚えも良くはない。
ギターだって買うと高いし、レッスン料だってかかる。”音”が心配で、気軽に練習するスペースもない。
なんだかんだと迷いながら、ようやく意を決して、実際にレッスンに通いだしたのは48歳になってから。
それから2年間通って、本人的には「あまり上手くなっていない」と感じているみたいで。
引越しの時、レッスンをやめてから、なかなか新しくレッスンを始められないでいました。
違う教室に通わなければいけないし、先生も違う。続けても、一体何になるんだろう?
仕事に関係がないし。レッスン代が無駄になっているのでは?
そんな風に思って、レッスンを受けることを迷っていたみたい。
心中ではそう思いながらも、弾きたくて、仕事の合間に毎日ほんの数分でもギターに触れ続けている。
でも、後藤はつのさんのように「70歳の手習い」で、画家デビューしてしまう人もいるだなんて!素敵!
何歳になっても、新しく何かを始めることができる!
何歳でも才能は開く!
111歳から見たら、50歳代なんて、子供みたいなもの。
後藤はつのさんに元気をもらって、パートナーは、新しいギター教室のドアを叩きました。
そこはギターだけでなく、曜日によっては習うことができるのだけれど、たまたま行った日は「ギター教室」が開催されていました。
たまたまレッスンに来ていた、10歳くらいの女の子のレッスンを見学させていただくことができました。
さらに、そのレッスンのすぐ後は先生の手が空くので、パートナーひとりで、体験レッスンを受けられるとのこと。
しかも、今なら入会金半額!という、おいしいキャンペーンもやっているらしい。
これって、すごいシンクロニシティじゃない?
まるで天が、「この教室のこの曜日の先生がいいですよ」と言っているみたい!
実はギターの先生はふたりいらっしゃいました。ので、「どちらにしよう」と迷うことなく決まりました。(これって、きっと導きだと思う)
パートナーは無事にレッスンを終えて、グループレッスンを申し込むことにしました。
ふと見ると、彼がこれから受けるレッスンは「中級」と書かれていました。
「中級だって!すごい!」とわたしが言うと、はじめてパートナーは気がついたようで、嬉しそうでした。
いままで2年間。
最初は弦を押さえるだけで「指が痛いくて痛くて!」と言っていて、最近では指先が硬くなって、「左指にiPhoneのタッチパネルが反応しない!」と言っていたパートナー。
でも、まったくギターに触れたことがなかったのが、いまや「中級」。
すごい!!
わたしにも、みんなに「それやって、一体何になるの?」と言われている習い事があります。

このヘンテコな文字のお習字です。
ヘンテコな文字を書くことに、毎月お月謝とお道具代を支払っているわたし。
でも、もう誰に何を言われても屈しないわ!(笑)
だって、きっかけがあれば、何歳からでも、何を始めてもいいのだから。
そして、年を重ねても、はつのさんみたいにイキイキと美しく、楽しく生きたいな。