神奈川県のパワースポットというと、温泉で大人気の箱根にある「箱根神社」などが有名ですが、その少し手前の「本厚木駅」(ロマンスカーが止まるものがあります)からも行けるいい温泉&パワースポットがあるんです。
箱根より手前の厚木にも、パワースポットが?!
神奈川県には箱根の他にもいい温泉があり、それに付随するように、たとえば「ゼロ磁場」で有名な「七沢温泉」など、「温泉&パワースポット」がセットで点在しています。
わたしたちが今回出かけたのは、飯山温泉の「元湯旅館」。
本厚木駅から無料の送迎バスに乗って20分。
山の中にある静かな温泉です。
温泉宿に着いた時、燦然とそびえ立つ大きなタヌキが、わたしたちを迎えてくれました。

うわぁ!後光が差していて、まぶしい!
「おタヌキ様降臨!」といった感じです。
ここは強アルカリの”お肌がツルツル”になる温泉で、美肌の湯、タヌキの湯として昔から親しまれてきた温泉。
温泉の看板である、タヌキさんの由来はこんな感じだそうです。

「たぬき福八相」といって、福徳を得るのに必要なアイテムが書かれています。
タヌキは昔は、「狐の七化け狸の八化け」といって化ける能力はキツネよりも一枚上手とされることもあるそうです。
キツネは人間の女性に化けることがほとんどですが、タヌキは人間のほかにも物や建物、妖怪、他の動物等に化けることができるのだそうです。
タヌキと言えば「八畳敷き」の巨大な陰嚢を持つとされていて、「8」という数字も”末広がり”な福のイメージとして日本人には馴染みがあります。
そんなことから、タヌキは転じて福を呼ぶモチーフになったようです。
そんな「化け(変化)」を、わたしたちの人生にも期待しながら、タヌキさんの後光ビームに照らされつつ、旅館へ入ります。

いや、本当に眩しくて!!
本気で運気が上がりそうな気がしてきました。
ところどころにタヌキが鎮座。

大浴場の前にはこんな、”おめで鯛”を抱えた可愛らしいタヌキが。

タヌキ風呂は別名「出世風呂」。
湯に入れば、他に抜きん出て出世、または商売繁盛につながる。
これを見て思い出したのが、小さい頃、家の近所に大きな文房具屋があり、そこに、台帳をぶらざげ、大きなソロバンを抱えたタヌキの置物。
やっぱりタヌキは昔から「福の神」だったんだなぁ、と。
そして、実際に温泉に浸かってみると、ヌルヌルのお湯で、お肌がツルツル!
しかも、この元湯旅館は「お風呂」だけでなく、各お部屋の水道から出る水も「温泉水」で、髪の毛を洗うシャワーも温泉水。
おかげで、トイレに行って手を洗うたびに「ツルツル」。
家だったら、「ちょっと掃除をして水を使いすぎると、手がバサバサで荒れちゃって、イヤ!」って感じなのに、ここでだったら、もう喜んで水仕事しちゃう!(笑)
もちろん、お部屋の露天風呂も、ひねれば温泉水が出てきます。
一日中どこにいても温泉に触れていられるんです!
大浴場の露天で一緒になったオバちゃんが、「湯量がここは豊富で、なんだか豊かな気分になるわね」と言っていらしゃったのですが、ほんとうに。
流れてくる温泉水の湯量が、竹筒にチョロチョロなんていうものではなく、「ドウドウ」と音をたてる滝のよう!
その豊富な湯に浸って、のんびりしていたら、どこからか鳥が遊びに来て、椿の花をついばみ、その椿が、ポトリ、と湯の中へ。
誰もいない露天風呂。
まるで、わたしへのプレゼントのよう。
椿の花は古くから日本で、特に京都などで公家に愛され、庶民に広まってきました。
「茶花の女王」の異名もあるほど高貴で女性的な花。
ピンクの椿の花言葉は、「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」だそうです。
ちなみに、赤い椿は「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「謙虚な美徳」。
白い椿は、「完全なる美しさ」「申し分のない魅力」「至上の愛らしさ」。
ピンク色は「赤」も「白」もどちらの色も含んでいます。
赤と白という対極にあるものを”統合した”というイメージも浮かびます。
これを何かの”前兆”として読むなら、「これからは中立、あるいは統合的な人生を生きていこうかな」みたいなメッセージにも読めるのかもしれません。
湯からあがって、椿の花を写真に残し、パートナーと一緒に香りを嗅いで、お部屋のテーブルへ置いておきました。
神奈川の隠れパワースポットで、温泉を通じて身体中にパワーを受けて、メッセージもいただけて、のんびりゆったり、リラックス。
これは、本当に開運しちゃうかもね!
■元湯旅館のお部屋&お食事の記事はこちら
厚木の飯山温泉元湯旅館のお部屋とお食事を堪能しました