ネイティブ・アメリカンのメディスンウーマンである、マリリン・ヤングバードさんのトークライブが行われるとの情報を聞き、山梨県の小淵沢まで行ってきました!
もっと「インディアン・スピリット」に触れてみたいと、感じていた矢先のこのトークライブ!
なんかシンクロニシティ、感じる〜。
メディスンウーマンのマリリン・ヤングバードさんにお会いしました
メディスンウーマンといえば、「メディスン(薬)」の意味を持つ、ハーブや儀式、ヒーリングや預言といった、インディアンの部族の身体と心と魂のお医者様。
部族の中でも大変、知恵のある存在なのです。

今回のトークライブでお話される、メディスンウーマンであるマリリン・ヤングバードさんを、ググってみると、「高齢のため、来日は最後らしい」との事。
なんというタイミング!
ということで、私の中では、「シンクロニシティ」よりもさらに、「導き」に近い気分になりました。
そんなわけで、新宿駅から特急「あずさ」に乗ってGo!

「あずさ」に乗るのも初めて!

「山梨」なんて、今まで行ったことがないので、ドキドキ!
そして、トークライブの開催地である、「小淵沢カントリークラブ」へ。

ゴルフなんてやったことがないので、カントリークラブへ入るのも初めて!

カントリークラブのレストハウスで、早速、朝食代わりの「あんみつ」。
平たいお皿に、ど〜んとボリュームがあって、ビックリ!

窓から芝生と緑が見えて、なかなか良い感じ。
南国リゾートのプールサイドや、ラナイでよく見かけるような、パラソルとデッキチェアを見て、「あ、ゴルフってリゾートスポーツなんだ!」と改めて再認識。
普段の生活では絶対に縁のない場所を体験できて、面白かった。
そして、ライブの時間になったので、敷地内にある会場へ。

ウッディーな温かみのある会場の中は、すでに浄化の、セージの香りが立ち込めていました。(さすがメディスンウーマン)
ネイティブ・アメリカンのスピリットに触れる
実際にお会いしたマリリン・ヤングバードさんは、温かくて大きくて、でも、小さな子供みたいに茶目っ気たっぷりな女性でした。
彼女から語られる言葉は、どことなくメルヘン。
童話の世界を思い出させる、詩的なイメージ。
私たち人間は、空気を吸って吐いて、皆が空気を吸っている。
草や木も動物も鉱物も、同じように空気を吸って吐いて…を繰り返しています。呼吸を通じて、叡智を共有し合っています。
だから、私が何を考えているか?
何を思っているか?言葉に出さなくても、みんな呼吸を通して共有しているんです。
木も草も岩も、そして近くにいる人も、みんな知っているんです。ホーミータクヤセン(すべては親戚)なのです。
だから、ひとりではない。
そして、一つ一つ自分が考えること、感じること、こうできたらいいなぁ、と思うこと、口に出すことすべてが、祈りなのです。
マリリンさんの言葉をイメージした時、「呼吸を通して、すべて分かり合っている」という感覚が初めて体感できた気がしました。
それとともに、自分の深いところから、いろいろなものに対して、自然と畏敬の念が湧いてきました。
人間が生きるのに大切なのは、空気、水、食べ物、ミネラル(根っこから栄養がゆきわたる果物など)太陽(火)。
この5つ以外は、無いと生きられない…というものではありません。
これら5つはメディスン(薬)です。
これらは、私たちの体を構成して支えているものです。
そして、お料理をして、それを食べる時、それはメディスンになります。
メディスンフードに自分は何を込めているのか?に意識を持ってください。
怒りは毒になります。
だから、気持ち良い気分でいてください。
食事はメディスン。
自分の使う言葉は、メディスン。
自分が何を考えているかで、場の空気も変わる。
だから、意識的に「感謝」とか「愛」を感じて生活できれば、それは私を通じて波のように伝わっていく。
話さなくても、ただそこに存在するだけで、呼吸を通して、それは伝わる。
今、現在の自分を見てみると、およそ「ネイティブ・アメリカン」のスピリットが受け継がれていた時代とは、全く違う文明の時代を生きています。
街にはネオンが灯り、道路が整備され、インターネットが普及し、様々なエネルギーの恩恵を受けて生活しています。
その反面、放射能や汚染問題など、自分の命を縮めかねない環境で暮らしています。
今まで、便利に電気やガスを使い、セキュリティー万全のコンクリートのマンションに住むことに、なんの疑いも持ちませんでした。
今、私には、自給自足する畑もなければ、すぐに、便利さをすべて切り捨てる決断もできません。
そんな私は「弱虫」なのでしょうか?
いいえ、「インディアン・スピリット」的に考えるなら、「罪悪感」を感じることなど、私にとって一番悪影響なはず。
今すぐ、誰もが「田舎の何もないところ」に移り住めるわけでもなく、そして、その都会的生活を「人工的」と非難するのもおかしい。
きっと、都会に住みながらも、少しでも「インディアン・スピリット」に近づくための方法があるはず!
コンクリートの四角いマンションからでも、何かしら、「自分のスピリットに忠実な」あるいは、「自然に戻れるような」生き方が始められるのではないだろうか?
その第一歩はどうしたらいいんだろう??
ずっと、探していました。
それが、今日のトークライブで、見つかったような気がします。
自然の少ないマンションで、どのようにナチュラルに生きるのか?
私が、これから生活の中で実践しようと思ったのは、次の二つ。
- すべては呼吸でつながっている親戚。
- 自分の思うもの、作るもの、書くもの、差し出すものはすべて「メディスン」になる。だから、できるだけ気分の良い状態でいる。
マリリン・ヤングバードさんは「ホーミタクヤセン」という書籍を出版されています。
インディアンの各首族、スー族、ナバホ族、ラコタには古来より人を治す治療の言葉が伝えられている。今これが病気を早く治すとしてアメリカの病院の臨床で使われ始めている。
という言葉が帯に書かれてあります。
これは「スウェットロッジ」という浄化儀式の際に、マリリンさんが参加者に向かって話しかけた言葉の訳本でした。
なので、どこかアファメーション的な、あるいは誘導瞑想的なイメージがしました。
なので、これをベッドの枕元に置いて、朝、あるいは夜眠る前、そっとページを開いて、できれば声に出して読んでみると、エネルギーをもらえそうな気がしました。
3つの章から成り立っているのですが、わたし的には、1と2章が夜眠る前、3章は目覚めの時に読むのがいいかなぁと。
この本を購入し、マリリンさんにサインをしていただきました。

握手もしていただき、すごく感激です。
さらに、このトークライブの途中で、休憩に、コーヒーとともにマクロビクッキーがふるまわれ、すごく美味しかった!

さらに、今治のタオルハンカチまでいただいて!

一つ一つ、メッセージが違うのも素晴らしい!
なんだか、参加費以上のプレゼントで恐縮してしまうくらい。(でも嬉しい)
そして、小淵沢カントリークラブからタクシーを呼ぶにも、行きもタクシーが出払っていて、なかなか来なかったので、
「歩いて一時間だから、運動と思って、いっそ、歩いて帰ろう!」と、会場を後にし、歩き出した私とパートナー。
…すると、「どちらに行かれるんですか?よかったら、車に乗って行きませんか?」と女性が車の窓から声をかけてくださいました。(まるで女神!)
おかげで、10分足らずで小淵沢駅に到着。(感謝)
切符を購入して、電車の時間までまだ間があるので、駅の美味しそうなお蕎麦をいただくことに。

「空気がいいところは水もいいので、そばが美味しい!」

日帰りだけど、すごく楽しい旅でした。
ネイティブ・アメリカンのメディスンウーマンのマリリン・ヤングバードさんにもお会いできたし。
企画してくださった方にも、今日、車で私たちをピックアップしてくださった方にも…、たくさん感謝です。
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